【ライブレポート】RIP SLYME主催<真夏のWOW>大盛況、「熱帯夜」ではマンウィズがダンス
7月20日(月・祝)にRIP SLYMEが主催するフェス<RIP SLYME presents 真夏のWOW Powered by G-SHOCK>が新木場スタジオコーストで行われた。今回は、そのオフィシャルレポートをお届けしよう。
◆<RIP SLYME presents 真夏のWOW Powered by G-SHOCK> ライブ画像
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7月20日(月・祝)、RIP SLYMEが主催するフェス<RIP SLYME presents 真夏のWOW Powered by G-SHOCK>が新木場スタジオコーストで行われた。今年で3年連続3回目の開催。毎年、海の日に開かれる、すっかりお馴染みの夏フェスだ。当日は梅雨明けの晴れ渡った夏空の下、2600人が集結。今年は初めて21都道府県29都市の映画館でライブビューイングも実施された。
屋内のメインステージには、Shiggy Jr.、在日ファンク、鎮座DOPENESS & DOPING BAND、MAN WITH A MISSION、RIP SLYMEが出演。今年は屋外の芝生のあるエリアをPARKステージとして初めて開放し、キッズたちがミニ遊具で遊ぶなか、DJ NON、BACK TO SCHOOL、バクバクドキン、ZEN-LA-ROCKがDJプレイやミニライブで盛り上げた。また、プールがあるWATERエリアでは、DJ KYOKO、HABANERO POSSE、ROGER YAMAHA、DJ SOMA、tofubeats、SEX山口といったDJ陣がさまざまなダンスミュージックを代わる代わるプレイ。tofubeatsのセットにはPESが飛び入りして「poolside feat. PES」をサプライズで披露。プールサイドでのナマ「poolside」に観客は大喜びした。
この日のオープニングアクトは、こういうフェスに初参加となる、元BiSの2人が在籍する女性4人組グループ、BILLIE IDOL。ニューウェーブ/パンクロック調のシングル曲2曲を元気よく繰り出し、場を景気づけた。
メインステージのトップバッターは、新世代シティポップの急先鋒、Shiggy Jr.。インディーズ時代の出世作「LISTEN TO THE MUSIC」からライブは軽快に始まった。MCで「もっともっと盛り上がっていきましょう」と煽ってメジャーデビューシングル「サマータイムラブ」が演奏されるとフロアは一気にヒートアップ。最後は曲名のコール&レスポンスから「Saturday night to Sunday morning」を披露、ポップかつキュートなステージで魅了した。
続いて登場した在日ファンクは、ヴォーカルを務める浜野謙太の「真夏の、ウァーォ!」というソウルフルなシャウトから幕開け。「根に持ってます」「わからん」と、強靱なリズムで観客を飲み込んでいく。「今日は悔いのないように楽しんで!もう夏は最後かもしれないから(笑)」というメッセージから演奏された最新シングル「ぜいたく」では、観客と一緒に「ぜいたく、しったーい!」とコール。浜野は各曲の途中で、キレッキレのターン&小刻みステップ&開脚股割りダンスを繰り返しパフォーマンス。ステージから降りる際は、その真っ黒なファンクグルーヴにフロアから喝采が起きた。
3番手は、鎮座DOPENESS & DOPING BAND。変幻自在のフロウで日本のラップ界を奔放に泳ぐラッパーが、男女2人のコーラスとDJを加えた7人編成の生バンドを率いて登場した。ライブは缶ビールを片手に現れた鎮座の「かんぱ~い!」という発声で、ソウルフル&スウィンギンな「カンパイ」からスタート。「RIP SLYMEの「楽園ベイベー」にトリビュートするつもりで2年前につくった」という「T.U.B.E」で場内のお祭り気分を上げていく。DJ FUMIYAのソロアルバム『Beats for Daddy』で共演した「jyanai」ではFUMIYAが飛び入りしてスクラッチを披露、一際大きな歓声が沸き起こった。最後は力強いファンクビート「MODE」で、フロア全員がハンズアップ。飄々としながらも親しみやすい鎮座のキャラクターと抜群にソウルフルな演奏で観客をひとつにした。
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