Czecho No Republic、ニューアルバムは吉井和哉に誘われTRIADよりリリース。

Czecho No Republicが、9月9日にサードアルバム『Santa Fe』をリリースすることを発表した。

◆Czecho No Republic 画像

昨日7月12日（日）、Czecho No Republicは初めて日比谷野外音楽堂でワンマンライブを行った。梅雨が長引く中、幸運にも気持ちよく晴れ上がった会場には、3000名を超えるオーディエンスが集まっていた。ライブはチェコならではのさまざまな趣向が凝らされた3部構成により、初の野音という晴れ舞台を祝祭の空間に彩ったという。

真夏並みの太陽が照り付ける中、第1部では、THE HIGH-LOWSの「日曜日よりの使者」のカヴァーも含めた軽快なセットで夏フェスさながらの盛り上がりを見せた。その後、メンバーは客席中央に設置されたセンターステージに移動。アコースティックによる演奏を披露した後、オードリー、avengers in sci-fi、SAKANAMON、ジャンケンジョニー（MAN WITH A MISSION）、東京カランコロン、the telephones、miwaら、つながりのあるアーティストたちからの祝福コメントが次々と流されたということ。そしてその最後に、同じ日本コロムビアに在籍する先輩アーティスト、吉井和哉からのコメントが流れるとどよめく会場。吉井は、野音成功の祝福の気持ちやチェコに対する印象などを面白おかしく語る中で、「そういえば、チェコのみんなはまだTRIADに来ていないよね？ダメです（笑）。是非来てもらって、一緒に最先端のロックレーベルを作っていこう」という誘いをかける。さらに吉井はコメント上で、10月4日に静岡・清水マリンパーク内イベント広場で行われるロックフェス＜フジソニック＞で行われる吉井和哉のステージに、ドラムの山崎正太郎が参加することをサプライズ発表。THE YELLOW MONKEYからソロキャリアに至るまで、吉井の大ファンを常に公言してきた山崎の夢が叶った瞬間、彼は全身で喜びを表現していた。

後半は衣装を一転、女性3名のホーン隊を迎えた総勢8人編成による華やかなステージで代表曲の数々を畳み掛け、夕暮れの野音をチェコ色に染め上げた。そして、アンコールでボーカル＆ベースの武井優心から重大発表が行われた。吉井和哉からの誘いを受け、日本コロムビアのロックレーベルである「TRIADレーベル」に移籍すること、9月9日にTRIAD移籍後初のニューアルバム『Santa Fe』（サンタ・フェ）を発売することを発表すると、会場は大きな喜びに包まれる。

また、すでに秋ツアーとして発表を行っていた10公演のツアータイトルが、アルバムタイトルにかけた＜聖なる行進TOUR＞であること、さらに、“スーパーファイナル×一夜限りの結成5周年スペシャル”と題して、10月17日に東京Zepp DiverCityでのワンマン公演を行うことが伝えられ、ニューアルバム『Santa Fe』に収録される新曲「Firework」を初披露した。3時間弱にわたって行われたチェコ初の野音ステージは、ダブルアンコールを経て大円団を迎えた。

なお、『Santa Fe』の初回限定盤には、この日の日比谷野音ワンマンの1日をメンバーの入りから終演までカメラで追ったドキュメンタリー映像が収録されることも決定した。その場にいたファンはもちろん、行けなかったファンも必見の野音ドキュメンタリー、こちらも楽しみに待とう。