【ライブレポート】森山直太朗、大太鼓とダンスで見せつけた振り幅の広さ
森山直太朗が、6月24日に東京・NHKホールにて全国ツアー<森山直太朗コンサートツアー『西へ』>のファイナル公演を行なった。そのオフィシャルレポートをお届けする。
◆森山直太朗 画像
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2015年1月から全国35会場37公演が行なわれ、すべてのチケットが完売した本ツアー千秋楽のこの日、集まった3,600人の観客が会場を埋めつくした。
ステージは昨年11月にリリースされた最新アルバム『黄金の心』収録曲を中心に、これまでの代表曲や人気楽曲も存分に楽しめるセットリストで行なわれた。ライブ中盤の「生きとし生ける物へ」では圧巻のパフォーマンスに会場の拍手が鳴り止まず、続いてピアノ伴奏のみで歌われた「愛し君へ」では美しいメロディと心を深く揺り動かす歌唱に涙するファンの姿も見え、会場は圧倒的な歌の力で大きな感動に包み込まれた。
しかし、「感動」だけでは語り尽くせない振り幅の広さもまた森山直太朗のライブの魅力である。「放っておいてくれないか」では、なぜかやぐらの上で大太鼓をたたき始め、ステージを縦横無尽に踊り回るはじけたパフォーマンスで会場の空気を一変させ、「愛のテーゼ」ではアイドル顔負けの軽やかなダンスを披露して観客を楽しませた。意外にもキレの良い動きを見せたダンスは、3年ほど前からツアーのステージの中で披露しているというもの。振り付けは、YouTubeに公開した動画が再生回数750万回を超えるなど、注目を集めているダンスユニット エグスプロージョンのまちゃあきが毎回担当している。最終公演となったこの日は、エグスプロージョンの2人もダンサーとしてゲスト出演してステージを盛り上げた。
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