【インタビュー】Q'ulle まなこ&やっこのスマホから写真を発掘。活動を振り返る

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■ ライブでは一緒に何かしてほしい

── ちなみに、結成前から今までで、一番ヤバかったことは? いい意味でも悪い意味でもどっちでもいいです。

やっこ:ライブで言ったら5月30日と31日に初めて対バンのイベントに出させてもらったんですけど、そのときのイベントの盛り上がり具合はヤバかったですね。4組出たんですね。私たちのことを見に来てくれているわけじゃないお客さんもいたんですけど、その方たちの中には「Q'ulleがいちばん盛り上がったよね」って言ってくれた人たちもいたらしくて。とてもうれしかったですね。

── 盛り上がった要因はどこにあったんでしょう?

やっこ:たぶん、私たちはツアーに向けて練習をしているんですけど、そのイベントに向けてもたくさん練習をしましたし、Q'ulleは今は歌も一生懸命頑張ってやってるんですけど、最初から歌がうまかったわけじゃないんですね。お客さんの盛り上がる声も合わさって一緒に曲を作ってもらっているという感覚があって。お客さんも声を出して、それでライブが完成しているという感じで。

── 一緒になって作り上げている。

やっこ:見るだけじゃなくて、一緒に何かしてほしいんですね。それがちょうどうまくいったライブでした。

── 対バンイベントのときって、自分たちのファンだけじゃないわけで、ワンマンと気持ちの違いとかってあります?

やっこ:今まで見たことのない顔の人もいるわけですよ。そういう人がタオル振って、ワァ~ってなっているのを見たら“よし!”ってなります。

── ファンの人の前でやるのとは別の楽しさがあるんですね。

やっこ:そうですね。私たちのファンの人も、他の人にもQ'ulleの楽しさを伝えたいと思ってくれているから、私たちと私たちのファンの人たちの気持ちが一緒になって、他の人たちが“あ、Q'ulleいいね!”ってなったのかなって。そのイベントはそれが良かったなと。

── そういうのいいですね。じゃあ、まなこさんは?

まなこ:悪い意味だったら、「MONSTER」リリースイベントの渋谷CYCLONE。一部(昼公演)が最悪でしたね。

── 聞いていいのかわからないけど、何が最悪だったの?

まなこ:私は緊張して歌詞が飛んじゃったし、間違って裏でマイク入っていたメンバーもいたし。ダンスとかも間違えたり。

── ひと言で言うとボロボロだった。でもそれはなんでそうなったんだろう?

まなこ:ライブをすることが当たり前になってしまっていて、1個1個に入れる力が足りなかった。意識が足りてなかった。練習もしないで楽屋でしゃべってばっかりだったし。関係ないことしゃべったり、練習しなかったり。今とは意識が違う。そのときにインタビューがあったんですけど、インタビュアーの方に指摘してもらって、自分も改めて“ヤバイな”って思ったし。

── そうなんだ。でもそれで夜の部がV字回復じゃないですけど、見事に持ち直したじゃないですか。“いいライブするなー”って思って。そんなことがあったとは感じさせなかった。

まなこ:前があったから。

── 悪かったことも次につながった。
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