ヘヴィ・メタルを愛した名優クリストファー・リー、死去

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英国の名優、クリストファー・リーが日曜日(6月7日)、入院先のロンドン、チェルシー・アンド・ウェストミンスター病院で亡くなった。93歳だった。

◆クリストファー・リー画像

『吸血鬼ドラキュラ』や『フランケンシュタインの逆襲』などのホラー映画での怪演、『007 黄金銃を持つ男』『スター・ウォーズ』『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』など280以上の映画に出演し、2009年にナイトの爵位を授与された英国が誇る名優の1人だった彼は、80歳を過ぎ、ヘヴィ・メタルのシンガーとしてデビューを飾っていた。

2005年にイタリアのシンフォニック・メタル・バンド、ラプソディー・オブ・ファイアとコラボしたのをきっかけに、2010年に自身初のメタル・コンセプト・アルバム『Charlemagne: By the Sword and the Cross』をリリース。『Metal Hammer』誌が開催する音楽アワーズでスピリット・オブ・メタル賞を受賞した。

その後、2012,2013年と続けて、クリスマス・ソングをメタル風にアレンジしたEP『A Heavy Metal Christmas』『A Heavy Metal Christmas Too』をリリース。2013年にアルバム『Charlemagne: The Omens Of Death』を、2014年春にEP『Metal Knight』を発表していた。

91歳のとき、シングル「Jingle Hell」がBillboard Hot 100の22位(最高位18位)にチャート・インし、Billboard史上チャート入りした最年長のミュージシャンとなった。

彼がスピリット・オブ・メタル・アワードを受賞した際、プレゼンターを務めたトニー・アイオミは「サー・クリストファー・リーが亡くなったと聞き、とても悲しい。この人は本当にレジェンドだった」と追悼の言葉を寄せている。

合掌。


So sad to hear about the loss of Sir Christopher Lee. The man was truly a legend and such a great inspiration for me...

Posted by Tony Iommi on 2015年6月11日


Ako Suzuki
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