エルヴィス・プレスリー、海外でパフォーマンスしなかった理由

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イギリスの名プロモーター、ハーヴィー・ゴールドスミスが、エルヴィス・プレスリーのUK公演が実現しなかった理由を明かした。

◆エルヴィス・プレスリー画像

プレスリーのマネージャーだったトム・パーカー“大佐”はアメリカに不法滞在していたため、再入国できなくなるのを恐れ、同国を離れるのを避けていたという。こういった憶測は以前から飛び交っていたが、それを裏付ける発言となった。

ITVによると、長年に渡りプレスリーを英国に呼ぼうと尽力していたゴールドスミスは当時、パーカーと交わした会話をこう明かしたそうだ。「彼は、自分が不法入国者だからだと説明していた。彼はアメリカを離れるリスクを負いたくなかったんだ。(イギリス公演がなかったのは)彼が原因だ。エルヴィスじゃない」

エルヴィスは1957年にカナダの数都市で公演を開いているが、この時代、アメリカ市民はカナダへ入国する際パスポートの提示は必要なかったという。

オランダで生まれたパーカーは18歳のとき、アメリカへ密入国。一度オランダへ戻ったが、20歳のときまたアメリカへ移住した。トム・パーカーという名前は、不法移民であることを隠すためアメリカ陸軍に志願した際、彼の面接を行った士官の名から取ったといわれている。

しかしながら、プレスリーの海外公演が実現しなかったのは、パーカーの不法滞在の問題だけでなく、エルヴィスもそれほど執着していなかったからだと考えられている。

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Posted by ELVIS PRESLEY on 2015年6月3日


Ako Suzuki
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