【ライブレポート】新曲連発、最後まで全力、アンジュルムの日本武道館公演

最初のMCで、日本武道館のステージに初めて立った感想を求められた3期メンバーの3人。室田瑞希は笑顔を見せながら「3期メンバーにとってはじめての日本武道館ということでまだとっても緊張してるんですけど、今日は9人揃った新たなアンジュルムのパフォーマンスを全力でみなさんにお届けしたいなと思います。そして3期メンバーが入ってよかったなってみんなに思ってもらえたら嬉しいです。よろしくお願いします！」と、しっかり挨拶。一方、感動で早くも感極まり声を震わせながら「日本武道館は簡単に立てるようなステージではないと思います。まさかこんなに早く立てるようになるとは思っていませんでした。茉穂にとって日本武道館は今日だけなので……、この一瞬一瞬を大切に最後まで頑張りたいと思います。よろしくお願いいたします。」と、コメントした相川茉穂。そんな相川の様子に驚きの表情を浮かべていた佐々木莉佳子だったが、いざ自分がコメントする番になると涙の連鎖が起こってしまう。「あいあいが泣くから……」と、悔しそうな顔をする佐々木と、そんな姿を見てほかのメンバーおよび観客からは「かわいいー！」と笑いが起こる。「こんなたくさんお客さんが来てくれて、こんな素晴らしいステージの上でパフォーマンスが出来て、すごく幸せ……（涙）アンジュルムを支えてくれているみなさんの愛を大切に、最後まで頑張りたいと思います。よろしくお願いします！」と、涙に濡れながらも自分の気持ちをちゃんと語った佐々木とともに、アンジュルムの初武道館公演は、普通は終盤で見られる泣き笑いの光景を早くも最初のMCで見せていく。

もっとも、そんな中で、佐々木の気持ちをなだめるように頭を撫で、そっと彼女の腰に手を回していた2期メンバー・中西香菜の姿を見ると、福田花音が卒業を決めた理由もなんとなく伝わってくるというものである。