【ライブレポート】新生モーニング娘。が日本武道館公演。「これからも私たちを13色のサイリウムで輝かせてください」

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MCコーナーを経て、フレッシュな12期メンバー4人が、モーニング娘。の伝統ともいえる「好きな先輩」を披露。ストリートスタイルに衣装チェンジした鞘師里保、石田亜佑美、佐藤優樹、小田さくらの4人は「3、2、1 BREAKIN' OUT!」を、譜久村聖、生田衣梨奈、鈴木香音、飯窪春菜、工藤遥は「I'm Lucky girl」と、13人をユニットにわけて、より各メンバーにスポットを当てたステージ構成を見せる。また「女と男のララバイゲーム」では、ブレイクのところで上階から落ちてくるような大歓声を一身に浴びて、鞘師里保は気持ちよさそうに天を仰ぎ、そして熱のこもったロングトーンでその声に応えて会場を熱狂させていった。

中盤のメドレーでは「Memory 青春の光」「サマーナイトタウン」など、これまた懐かしい曲が本ツアーアレンジで披露された。安倍なつみを中心とした初期メンバーの声とは違う声の重なりで蘇る過去の名曲たち。しかも、世界中のどこを探しても、2015年のこの瞬間、日本武道館で渦巻く熱量の中心にいる13人以外には存在しないモーニング娘。にのみ許された“オリジナル”という形で。

そして「Help me!!(updated)」「TIKIBUN」へと繋がれたメドレー、さらにこれに続く「リゾナントブルー」からの後半戦は会場全体を踊らせていくセットリスト。日本武道館は巨大なフロアと化し、天井から掲げられている日の丸もミラーボールのような顔をしている。

このままモーニング娘。の日本武道館公演は、1万人のハートに熱い炎を灯したかのような激しい興奮と熱狂、大歓声と喝采を次々に発生させながら、「What is LOVE」まで一気に駆け抜けて本編が終了した。
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