ドン・ウォズ一目惚れ、ヴィンテージ・トラブルがブルーノート・レーベルへ移籍

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ヴィンテージ・トラブルがブルーノート・レーベルへ移籍を果たした。かのブルーノートがロックバンドをリリースするのは前代未聞のことである。これは大ニュースだ。

◆ヴィンテージ・トラブル画像

ヴィンテージ・トラブルは、2010年にR&Bグループのヴォーカルとして活動していたタイ・テイラー(vo)が、ナル・コルト(g)、リチャード・ダニエルソン(ds)、そしてリック・バリオ・ディル(b)とロサンゼルスで結成したロックバンドだ。母国アメリカでヒットする前に、イギリスでテレビ出演したことがきっかけで全世界のTwitterで6番目につぶやかれるバズを引き起こし、その後様々な大御所アーティストからオファーが届き、ブライアン・メイ(クイーン)、ボン・ジョヴィ、ザ・フー、レニー・クラヴィッツといった大御所のツアーに帯同し、更にフレディ・マーキュリー生誕65周年イベントでクイーンと共演、ローリング・ストーンズのロンドン、ハイド・パーク公演のオープニング・アクトを務めるなど、現在までに18か国で600公演200万人を動員し、世界中のオーディエンスを乱舞させている最強のライヴ・バンドでもある。



ブルーノート・レーベルの社長を務めるドン・ウォズは、ヴィンテージ・トラブルのライヴを鑑賞した際、「劇場のある一角の周りに列ができていたんだけど、そのチケットというものも口コミだけで売られていた。彼らは2時間演奏したけど…曲の半分は新しくて、観客も全く知らないものだった…にもかかわらず、会場は最初の音が演奏された瞬間からアンコールの最後まで盛り上がりまくっていた。新しいバンドがそれをやってのけることがいかに難しいかわかるかい?途方もないカリスマ性、稲妻のようなパワー、信じられないほどのグルーヴ、そして超一流のソングライティングが必要なものだ」と一目惚れ、今回の契約に至ったという。

「人々はもはや本物のミュージシャンというものを理解していない。ヴィンテージ・トラブルは売れるべきだろう」──プリンス

「完璧なバンドだ」──ブライアン・メイ(クイーン)

「ヴィンテージ・トラブルは、彼ら独自のオリジナル・サウンドを生み出すにあたって、若い子たちの大好きなありとあらゆる音楽スタイルをうまく融合した。サザン・スワンプ、ゴスペル、ジェームス?ブラウンにソウル。何でもありだ。僕の大好きな音楽的遺産と、今日の音楽をリンクさせながらも、見ていて刺激的なバンドだ」──ロジャー・ダルトリー(ザ・フー)

ヴィンテージ・トラブルは、現在AC/DCとヨーロッパをツアー真っ最中だが、8月には新作となる2ndアルバムを引っさげメジャー・デビューを果たし、世界中のフェスに参戦予定となっている。

(C) Timothy White
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