【ライブレポート】ポール・マッカートニー@武道館、歴史的瞬間の数々
18:20に開場。動員は約1万人のソールドアウト(今回の来日公演は全5公演で約20万人の動員)。場内は開演前から自然と手拍子や歓声が起こるなど、観客の興奮はどんどん増すばかり。また、武道館の外にはチケットをゲットできなかった数百人のファンが会場の動向を見守っていた。
場内のテンションが最高潮に達した19:55、暗転しポールがステージに登場。手を振って割れんばかりの大歓声に応えた。注目の1曲目はザ・ビートルズの「キャント・バイ・ミー・ラヴ」。出だしから満員の観客と一体になって盛り上がる。演奏後の最初のMCは、日本語で「コンバンハ、トーキョー! ブドウカン ヘ ヨーコソ!」。2曲目の「セイヴ・アス」の後にも「ヒサシブリ、ブドウカン!」と日本語でコメントした。
4曲目には、今回の来日公演では初披露となるビートルズの「ワン・アフター・909」を演奏。観客にとって嬉しいサプライズとなった。とにかく観客の盛り上がりが凄まじく、ポールとバンドもそれに応えるように熱いパフォーマンスを繰り広げる。6曲目は、1966年のビートルズの日本武道館公演でも演奏した「ペイパーバック・ライター」。きっとポールにとっても観客にとっても感慨深かったに違いない。
セットリストは、前日までのドーム公演に則っているが、所々で今回の来日公演では初披露となるナンバーを挟んだスペシャルな構成。先述の「ワン・アフター・909」に加え、「アナザー・ガール」や「ゴット・トゥ・ゲット・ユー・イントゥ・マイ・ライフ」「バースデイ」といったビートルズ・ナンバーは、武道館の観客への何よりのプレゼントとなった。特にアルバム『ヘルプ!』からの「アナザー・ガール」は、ポール曰く、なんとステージでは今日が世界初公開とのこと。
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