J.D.サウザー、ルーツにたちかえったスタンダードなニュー・アルバム

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5月20日、J.D.サウザーの4年ぶりとなるスタジオ・アルバム『テンダネス』日本盤が発売となる。グラミー賞受賞コンポーザーにしてジャズ・ピアニストの重鎮ラリー・クラインをプロデューサーに迎え、自らのルーツにたちかえった作品だという。

◆J.D.サウザー画像

J.D.サウザーは1972年アサイラム・レコードからシンガー・ソングライターとしてデビュー、1970年代南カリフォルニアの音楽界を代表する存在として活躍し、1979年「ユア・オンリー・ロンリー」の大ヒットで世界にその名を知らしめたウェスト・コースト・サウンド・シーンで活躍したレジェンドだ。1984年以来アルバムを制作しなかったJ.D.は2008年『イフ・ザ・ワールド・ワズ・ユー』を、2011年にセルフ・カバー集『ナチュラル・ヒストリー』を発表し、レジェンドの新たなるチャレンジは注目をあつめ、2013年には「ソングライターズ・ホール・オブ・フェイム」に殿堂入りを果たしている。

じっくり時間をかけて人生をみつめ直したJ.D.が、本作ではビッグ・バンドの歌手だった父親の影響で幼少時から慣れ親しんだアメリカン・スタンダードの世界に挑み、シンガー・ソングライターとしての新境地を聴かせてくれる。
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