昆虫キッズ、ラストライブを収録＆再構築した永久保存盤『さようならからこんにちは』リリース決定

昆虫キッズのラストライブの模様を収録＆再構築したCD2枚組のライブアルバム『さようならからこんにちは』が、5月20日に限定リリースされる。

◆昆虫キッズ ライブ盤『さようならからこんにちは』ジャケット画像

今年2015年1月に行われた渋谷クラブクアトロでのワンマン公演をもって、多くのファンに惜しまれつつ活動を終了した、昆虫キッズ。高橋翔 （Vocal／Guitar）、佐久間裕太 （Drums）、冷牟田敬 （Guitar／Keyboard／Vocal"Disc2-10"）、のもとなつよ （Bass Guitar／Chorus）からなる昆虫キッズは、2000年代半ばより本格的活動をスタートし、その特異な音楽性とDIYな活動スタンスによって「インディー」という概念が本来持っている尊さをいち早く提示し続けてきた孤高のロックバンドである。海外のインディーシーンともナチュラルにシンクロするローファイなサウンドと、ポップなメロディ、そして孤独感や無常感が知的に綴られた内省的な歌詞が、とても素敵だった。熱いのにクールな彼らの楽曲＆ロックバンドとしての佇まいは、本当はもっとたくさんの人々に知られるべきだったと感じているリスナーも少なくないだろう。ベッドルーム・ミュージックとしてもポップソングとしても機能するクオリティーの高い楽曲を生み出しながら、前述したように活動形態も自主性に富んだバンドであったのだ。

そして今回、そんな彼らのラストライブにして狂熱の一夜の模様が編集・再構築され、たっぷり2CDにてパッケージ化される。あの一夜を体験したファンは勿論、活動終了から僅かの時を経たのみにもかかわらず、既にその存在が伝説と化しつつある昆虫キッズというかけがえの無い存在を味わい尽くすにも、多くの代表曲を網羅した格好の入門盤となるはずだ。バンドのオフィシャルサイト、または取り扱い店舗をチェックして欲しい。

［昆虫キッズ プロフィール］
2007年、東京都にて結成。
いくつかの自主制作盤を発表した後に2009年に1st album『my final fantasy』にてデビュー。 ローファイ、サイケ、ガレージ等をいびつでPOPな音像に落とし込み好評を得る。 翌2010年に2nd album『text』を発表。スタジオ一発録りのバンドの勢いと詩の内省的な世界観がアンビバレンスに解け合った作品となる。後にツアー、各種イベント出演が増える。 2011年、1st single「裸足の兵隊」、2nd single「ASTRA」を立て続けにリリースした後の2012年3rd album『こおったゆめをとかすように』発表。シリアスさとドキュメントが同居する中、これまでの作風にないメッセージ性の強い作品となる。後にアルバム未収録曲を集めた3rd single「みなしごep」発表。そして2014年5月、これまでの活動を大いにリニューアルする待望の4th album『BLUE GHOST』をリリース。8月からはそのアルバムを引っさげた全国ツアーを行う。2015年1月7日の渋谷クラブクアトロ公演を最後に、約7年に渡るその活動を終えた。