高橋真梨子、俳優・火野正平とコラボ。ソロ37年の経歴の中で2人目の作品共演
過去5作のカバー作品をリリースしてきた高橋真梨子の最新カバーアルバムが、5月27日にリリースされることが決定した。さらにアルバムのボーナストラックでは、俳優の火野正平とのコラボが実現。ソロ37年の経歴の中で高橋が作品中で共演するは、意外にもこれが2人目となる。
リリースされる作品のタイトルは『ClaChic -クラシック-』。『No Reason』『No Reason 2』といった彼女のカバーアルバムが平成までの最新曲も網羅した作品集だったのに比べて、本作では1959年から1981年までの昭和の名曲に絞って選曲。造語で表されたタイトルにあるように、古き良き作品を原曲よりもスローなテンポでストリングスやピアノを中心にアレンジし、高橋がそれらの楽曲を“シック”に歌い上げた、まさに大人が聴く、大人のための子守唄集となっている。
「(新しく発表される作品の中で)昨今、大人が聴く音楽が少なくなっている。昔親しんだ昭和の名曲たちを大人が聴き手であることを意識して歌ってみたい。」── 高橋真梨子
「ゆったりと聴ける音楽を意識して、夜から明け方までの時間やベッドタイムミュージックをイメージして、音作りにこだわってみた。」── ヘンリー広瀬(高橋の音楽プロデューサー)
ふたりがそう語るように、本作品集は、当時リアルタイムに原曲を聞いていた大人たちが年を重ねてゆったりと音楽を楽しむことを前提に制作されている。
選曲面では、ちょうど50年前となるスクールメイツ在籍時の憧れだったザ・ピーナッツや、一昨年、レコードデビュー40周年時にTV番組で35年ぶりの再会を果たした吉田拓郎など、想い入れ深い昭和の名曲たちが並ぶ。
また、全11曲の本編に加えて、発売される2形態(期間限定盤/通常盤)共通で、ボーナストラック3曲を収録。1曲は高橋自身の1996年発表アルバム『RIPPLE』に収められている楽曲「家へ帰ろう」のセルフカバーで、高橋としては珍しい試みとして、俳優の火野正平とのコラボレーションが実現。NHK BSプレミアムで放送中の火野が出演する番組『にっぽん縦断 こころ旅』を高橋が見たことに始まり、また、火野が2009年に発表したCD作品の中で高橋の「ランナー」「ごめんね…」をカバーしていたことから、久々の再会。そして今回の共演が実現した。なお、高橋が作品の中で“共演”を果たすのは、ソロ37年の経歴の中で、「貴方が生きたLove Song」(1992年11月発表)で玉置浩二と共演したのみ。今回で2人目という希少な共演実現となる。また、その他のボーナストラックには、2014年のディナーショウでも歌唱された思い入れ溢れる洋楽曲2曲が収録されている。
photo by 田中聖太郎
『ClaChic -クラシック-』
通常盤(CD):3,000円(税抜) 全11曲+bonus track3曲
CD収録楽曲
01, 酒と泪と男と女 (1975:河島英吾)
02, 雨に咲く花 (1960:井上ひろし)
03, 旅の宿 (1971:吉田拓郎)
04, 夢の途中 (1981:来生たかお)
05, 想い出まくら (1975:小坂恭子)
06, バスストップ (1972:平浩二)
07, 黄昏のビギン (1959:水原弘)
08, 遠くへ行きたい (1962:ジェリー藤尾)
09, 明日になれば (1965:ザ・ピーナッツ)
10, ふれあい (1974:中村雅俊)
11, 川は流れる (1961:仲宗根美樹)
- Bonus Track -
12, 家へ帰ろう [with 火野正平] (1996:髙橋真梨子セルフカバー)
13, Would I love you (1951:Doris Day)
14, Pocketful of Rainbows (1960:ELVIS PRESLEY)
期間限定盤DVD収録楽曲
M-1, 陽かげりの街
M-2, far away
Live from CHRISTMAS DINNER & CONCERT 2014 @ Hotel New Otani Tokyo(2014.12.25)
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