吉井和哉、EMI時代が蘇るAL 5/27にリリース＆ソロ6作もリイシュー。「EMIは僕の憧れのレーベルでした。」

吉井和哉が、EMI在籍時代のシングル・カップリング曲に加え、今作のための未発表ヴァージョンを収録したアルバム『SUPERNOVACATION』を5月27日（水）にリリースすることが決定した。同時に、これまでのソロアルバム6タイトルも、高音質SHM-CDでリイシューされる。

◆吉井和哉 アルバム・ジャケット画像

現在は日本コロムビア/TRIADに移籍し、3月18日に4年ぶりのニュー・アルバム『STARLIGHT』をリリースした吉井和哉。5月2日からは、2年半ぶりの全国主要都市ツアー（全20公演）が開催される。

今回アナウンスされた『SUPERNOVACATION』は、アルバム未収録のシングル・カップリングを中心に、EMI時代のソロ活動約10年の間に生み出された楽曲の中から、吉井本人がセレクトしまとめあげた吉井和哉監修の特別盤だ。カップリング曲のみならず、未発表ヴァージョンも収録され、1stアルバム『at the BLACK HOLE』に収録される予定であったアダム・キャスパーMIXの「SADE JOPLIN」のオリジナル・ヴァージョンや、シングル「Beautiful」のカップリングとして収録された「MY FOOLISH HEART」のオルタネート・ヴァージョンも初収録となる。またこの作品は、2014年にリリースされた吉井和哉の音楽的ルーツを辿ったカヴァー・アルバム『ヨシー・ファンクJr.～此レガ原点！！～』と、現在の吉井が凝縮された4年ぶりのニュー・アルバム『STARLIGHT』と合わせ、3部作としても、位置づけられそうだ。

そして、カリフォルニアでの楽曲制作を中心としたソロ活動開始当時の空気感が色濃く反映されており、ゆっくりと時を経た10年間が表現されている。全曲テッド・ジャンセンのマスタリングによって、吉井和哉のもうひとつのストーリーを堪能できるファン必携のスペシャルアルバムだ。

今回のリリースについて、吉井和哉からのコメントが寄せられている。

　　◆　　◆　　◆

「EMIは僕の憧れのレーベルでした。
洋、邦問わず僕に幼い頃から影響を与えてくれた沢山の素晴らしいアーティストがEMIに在籍していました。僕にとってEMIは伝統的な「ROCK」のレーベルで、EMIのロゴをまとうだけでどんな音楽もROCKの香りをふんだんに漂わせてしまう、最高クールなレコード会社。
僕の場合、作る作品が在籍させていただくレーベルによって、「その作風がレーベルを意識してしまう」という特異体質を持っているように思います。
それは多分、レコードの音はアーティストのみならず、「レコード会社と共に作るもの」という認識のもとにあらゆるアーティストを聴いてきたからだと思います。
約10年間、EMIに在籍させてもらったことは僕の誇りです。
大好きだったEMIと、関わってくださった最高のスタッフの皆様に心からありがとうを言わせてください。
これからもEMI魂を心に隠し持って永遠にROCKし続けます。
ありがとうEMI」──吉井和哉

　　◆　　◆　　◆

またiTunesでは、特典として、5月13日～26日の期間限定でプレオーダーすると、ボーナストラック「Dear My Another Grandfather（2003）」（未発表デモ音源）がついてくるという嬉しいオマケつきとなっている。さらに同時リリースとして、EMI時代の「YOSHII LOVINSON」&「吉井和哉」名義楽曲の数々が、高音質SHM-CDとして蘇る。こちらも要チェックだ。