スティーヴィー・ワンダー トリビュート・ライブ、WOWOWで放送

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「第57回グラミー賞授賞式」の2日後、2015年2月10日ロサンゼルスのノキア・シアターで行われたスティーヴィー・ワンダーの功績をたたえるスペシャル・トリビュートライブの模様がWOWOWで放送となる。

◆スティーヴィー・ワンダー画像

式典は名盤『キー・オブ・ライフ』に焦点が当てられている。司会はグラミーでおなじみL.L.クールJだ。ショーの先陣を切ったビヨンセは、男性バックダンサーを従え「Fingertips Pt.II」を華麗にパフォーマンス、スティーヴィーに捧げたトリビュートにふさわしい幕開けとなった。

続いて、ピアノを引きながら圧巻の歌唱力で「I wish」を歌うレディー・ガガ、ベイビーフェイスとアリアナ・グランデという新旧アーティストの組み合わせが「Signed, Sealed, Delivered I'm Yours」で素晴らしいデュエットを生み出し、L.L.クールJの「スティーヴィーの曲のなかで一番ロマンチックな歌ではないでしょうか」との紹介で、アニー・レノックスが「My Cheri Amour」をエレガントに歌いあげた。

時々立ち上がってはリズムに合わせて楽しそうに身体を揺らすスティーヴィーも映し出される。ライブの中盤では、スティーヴィーのグラミー賞受賞シーンやスピーチを集めた映像がスクリーンに映しだされ、彼が音楽史に刻んだ栄光の軌跡をあらためて紹介する場面もあった。

ショーの後半では、盲目のスティーヴィーの世界を体感してもらうために、彼自身のリクエストで観客全員が目を閉じる一幕もあった。続いて、彼の娘アイシャとNE-YOのデュエットによる「Isn't She Lovely」では、ステージから降りたアイシャが父に歩み寄り、手を取り合う感動的なシーンが繰り広げられた。ゲストのパフォーマンスが終わると、ついにスティーヴィー・ワンダー本人が登壇、「You Are the Sunshine of My Life」や「Overjoyed」といった大ヒット曲を含めた6曲をステージで演奏し、まさにキング・オブ・R&Bにふさわしい貫禄を見せた。最後は出演アーティス全員がステージに上がり、「Happy Birthday」の大合唱でトリビュート・ライブは幕を閉じた。

1961年に11歳でデビューして以来、数多くのヒット曲を生み出し男性ソロシンガーとしては最多となるグラミー賞22部門を受賞したスティーヴィー・ワンダーは、なかでも1974年の『インナーヴィジョンズ』、1974年の『ファースト・フィナーレ』、1976年の『キー・オブ・ライフ』が3作連続でグラミー賞年間最優秀アルバムを受賞するという、音楽史に残る快挙を成し遂げている。

このトリビュート・ライブの模様は、3月22日(日)午後2:30からWOWOWにてオンエアとなる。

写真:Getty Images

『スティーヴィー・ワンダー トリビュート・ライブ~グラミー・スペシャル~』
3月22日(日)午後2:30[WOWOWライブ]
※グラミーがスティーヴィー・ワンダーのためにスペシャルなトリビュート・ライブを企画。彼をリスペクトするアーティストが世代やジャンルを超えて集結したライブ。
<出演アーティスト>
・ファレル・ウイリアムス
・ビヨンセ
・エド・シーラン
・ジョン・レジェンド
・レディー・ガガ
・トニー・ベネット
・アリアナ・グランデ
・ベイビーフェイス
・アニー・レノックス
・NE-YO
・ジェニファー・ハドソン
・インディア・アリー
・ジル・スコット
・アンドレア・ボチェッリ
・ジェニファー・ハドソン
・ライアン・テダー
・アイシャ・モーリス
・ゲイリー・クラーク・ジュニア
・スティーヴィー・ワンダー ほか

◆WOWOWサイト
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