クライズラー＆カンパニー、仮面舞踏会を彷彿とさせる異色PVを公開

葉加瀬太郎率いるクライズラー＆カンパニーが、2月25日（水）に19年の歳月を経て、デビュー25周年、奇跡の再結成ニューアルバム『NEW WORLD』を発売するが、CD発売を前にして異色のPVを発表した。

◆クライズラー＆カンパニー～画像＆映像～

PVはアルバムの1曲目に収録されたリード曲「新世界」。ファンにはお馴染みの同グループの十八番の曲だ。このPVの冒頭、無音の神秘的な宇宙空間の映像に独特の「新世界」のイントロが流れ始めたところから仮面をつけたメンバーが登場する。まさに21世紀版の仮面舞踏会の始まりのようだ。

PV前半は仮面のCGや仮面をつけたメンバー3人によるライヴ演奏シーン。途中プロジェクション・マッピング効果を狙った間奏シーンからメンバーが1人1人、仮面を外していくという流れ。

解散から19年間、これまで1度も再結成する事がなく、ファンの間には再結成はないだろうと噂されていた同グループが、デビュー25周年の2015年、19年の歳月を経て3人の素顔を見せてくれるというコンセプト。マスクの制作はクラシックの香りが漂うかのような中世ヨーロピアンな雰囲気が基調のメンバー三人三様のそれぞれのマスクがデザインされた。

マスクをよく見るとわかるのだが、葉加瀬がヴァイオリン、竹下がコントラバス、斉藤がピアノとそれぞれの担当楽器をモチーフにしたデザインであることが判る。よく見るとデザインの細部にはトーン記号がスマートにデザインされていたり、遊び心満載なスタイリッシュなデザインになっている。CGデザインされたマスクは3Dプリンターを使い製造、そして細かな手作業を加え、構想からおよそ１ヶ月の制作期間をかけ、白色系マスク3点と着色系マスク3点の計6点が制作された。

葉加瀬はマスクについて「僕達もスタッフから提案さてれ喜んだというか。思いつきませんでしたからね、このようなことは。再結成をしてもう1度、活動を始めるという時にマスクを取るという象徴的なアイデアがとても面白かったので。あと、なによりもこのマスクのデザインに僕らがとても気に入って（笑）。今回の3人の再結成のビジュアルをリードするモチーフとして、このマスクがいろんなところに出てくるという事で、僕ら自身も凄く楽しんでいます」と満足げな表情でコメントした。

このマスクはCDジャケット写真のメイン写真にもなり、同グループの再結成にあたり、まさにメンバーとスタッフとの情熱の副産物が重要なアイコンとなっている。

5月21日からは東京・かつしかシンフォニーヒルズを皮切りに全国10ヶ所の公演を実施する。6月9日のツアー・ファイナルは、19年前に解散コンサートをおこなった東京・日本武道館でおこなう。