【インタビュー】京都発のアイドル「ミライスカート」が目指す“はんなり”って？

■1stシングル「ナモナイオト」メンバーみずから全曲解説

――ミライスカートは、2月11日(水)に1stシングル「ナモナイオト」を発売します。収録したagehaspringsプロデュースによる4曲それぞれの魅力を教えてください。1曲目を飾ったのは、「ナモナイオト」ですね。

真理奈：「ナモナイオト」はメロディーがすごく綺麗な歌。「聞けば聞くほど好きになる」と言ってくれる人も多いように、何十回も聞いて好きになってもらいたいです。4人一緒の振りが多い歌だから、一体化したときの4人のダンスにも注目してください。ライブでは、みなさんも一緒に踊ってくれてます。

▲「ナモナイオト」Type-D　林奈緒美 ver.

奈緒美：私、「ゆらり揺れる心が この場所から」っていう歌詞がすごく好きなんですね。とくに、ミライスカートが京都メトロで定期公演を行っているときは、ここのパートを歌うたびに「この場所から、みんなをもっともっと上の舞台に連れてくから!!」という気持ちになれます。

麗菜：私は「夢を見てるみたいで 自由になって 広がる空 青くて切ないけど」の部分を歌ってると、これまで活動してきた中で感じた想いや思い出がいろいろ甦ってくるんです。「ナモナイオト」の歌詞は、いろんな想いを噛みしめられる内容だから、歌っててグッと気持ちが高ぶり、泣きそうになることもあります。

珠菜：私は、「時間は流れてる～明日に期待するよ」の部分が好き。最初は真っ白な景色なのに、そこへいろんなカラフルな色が混じってきて、サビでは一気にバーンと弾けてノリノリになってくイメージがあるんですね。ダンスも弾けてるから、いつもノリノリで踊ってます！

――2曲目は「ハンナリ☆スター」です。

真理奈：最初は自分たちの世界観の中へ入り込んで歌ってるんですけど、サビで「スター☆スター」と歌いだしたとたん、ライブではみんなそこを一緒に歌ってくれるんですね。その瞬間がすっごく楽しくって。曲調も格好いい系だし、楽曲には“はんなりな京都感”も出ている大好きな歌です。

麗菜：初めて聞いたときは「ハンナリ」というタイトルとは間逆な、とてもダンサブルな曲調だったから、良い意味で期待を裏切られたなって感じでした。ライブのときは、この曲で一番激しいダンスを見せているように、ダンスもすごく魅力になっている楽曲だから、そこにも注目してください。

奈緒美：『ハンナリ☆スター』の歌詞って、「やっと愛すべき人に出逢えた。でも…」みたいな感じの、どこかちょっと切ない恋の歌。「君の場所までこの想いは届いてますか？」と歌ってると、ちょっと心が切なくなるんです。なのにダンスはパワフルでダイナミック。「切ないけどダイナミック」というところが魅力のように、ぜひライブでこの歌を味わってもらいたいです。

珠菜：けっこう可愛い曲……と思わせながら、一気に格好いい展開が広がっていく歌です。ライブ中、この曲を歌うときのことを「スーパーダンシングタイム」ってうちらは呼んでるんですけど。それくらい4人のダンスの個性も見えてくるから、ぜひ生で見て欲しいです。

――3曲目は「Rocket Love」ですね。

珠菜：ライブで「Rocket Love」を披露するときって、“私とれいにゃんチーム”、“まりちゃんとなっちゃん！チーム”に分かれて、「違う世界に住む人がロケットで地球にやってきて、地球で会った人と仲良くなり、一緒に冒険をしながら、最後はまた生まれた星に戻る」という物語を歌い踊りながら演じていくんですね。その楽しさを、ぜひ見てください。

奈緒美：「ハンナリ☆スター」は切ない恋の想いだったんですけど、「Rocket Love」では現在進行形の幸せな恋を歌っています。メロディーもすごくキラッキラしていればハッピーな曲調のように、「キラキラワクワク」という言葉がすごく似合う歌。楽しくなりたいときに聞いて欲しいです。

麗菜：最初に「Rocket Love」を聞いたときには「すごく可愛い曲やなぁ」と思ってたけど、歌ってくうちに「この歌の主人公、意外と肉食かも」と私は感じました（笑）。

真理奈：「Rocket Love」は、収録した4曲の中でも一番アイドルソングしています。歌詞も幸せな内容だから、歌っててもずっと笑顔でいられるのが嬉しいんです。

――最後には、「未来ノート」のインスト＆ダンスミックスバージョンの「未来ノート-Only Groove-」を収録しました。

麗菜：私、初めて「未来ノート」を聞いたときから、歌詞にすっごい惹かれてたんですね。その曲が今回は、歌詞なしのダンスバージョンになっていたのには驚きました。

奈緒美：でも、聞いてて踊りたくなるくらい格好いいバージョンなんです。

麗菜：歌入りとは違う雰囲気だから、ぜひライブに来て歌入りバージョンの「未来ノート」と聴き比べてもらって、その違いも楽しんでください！

■メジャーデビューへ背水の陣…5月6日の京都ミューズホールへ向けて

▲「ナモナイオト」Type-E　橋本珠菜 ver.

――今は、毎月京都メトロを舞台に＜定期公演＞を行っているミライスカートですが、5月6日(水・祝)に京都ミューズホールを舞台にしたワンマンライブが決定しましたね。

真理奈：この日に300人以上集めたら、ミライスカートは念願だったメジャーデビューが決まります。その代わり、目標に達しなかったら解散なんです。今のミライスカートの状況では、広い京都ミューズホールを満員にするのは難しいです。でも、どうしてもメジャーデビューをしたいからこそ、今はネガティブなことは一切考えず、とにかくメジャーデビューを目標に前だけを見て、「絶対に成功させてやる!!」という気持ちでぶつかっていくのみ。そのためにも、ミライスカートの中でのチームワークをもっともっと高めてかなきゃね！

麗菜：4人で一つになるためには、私の場合、さらに歌やダンスのスキルアップをしていかなきゃ人を惹きつけるなんて難しいこと。今はまだまだ33%程度。5月6日までには100%の相谷麗菜になります！

奈緒美：私、すごくネガティブな性格だから、5月6日までには「ズーッと前だけを見ているポジティブガール」になれるよう頑張ります！

珠菜：大切なのは、「人を集める」だけじゃなくて、「この子たちならメジャーで活動をしても絶対にやっていけるし、もっといろんな人たちが注目してくれる存在になれる」とみんなに思ってもらえることなんですね。そのためにも観た人たちに「サイコー!!」と言ってもらえるように、「毎日のライブごとにサイコーを更新し続けていきたい」と思っています。

奈緒美：そうだよね。せっかく京都を拠点に活動をしているんだから、いつかは、日本中どころか世界中の人たちが「京都＝日本の古都」に加えて「京都＝ミライスカート」という認識になって、京都までミライスカートを見に来てくれるようになりたいです！

真理奈：今は、5月6日に京都ミューズホールで行うワンマンライブのために頑張っていますけど、解散しないために頑張るんじゃなくて、メジャーデビューをするために頑張っていきたいなと思っています。その目標をクリアーし、そのうえで「ズーッとズーッと長く活動していけるアイドルグループ」になりたいです。

TEXT:長澤智典
編集：BARKS編集部




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