スマッシュ・イントゥ・ピーシズ、北欧ロックシーンの最右翼

スマッシュ・イントゥ・ピーシズの最新アルバム『ジ・アポカリプスDJ』が2月25日に発売となる。

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スマッシュ・イントゥ・ピーシズはスウェーデン出身のインダストリアル・ヘヴィ・ロック・バンドで、スウェーデンのオレブロで2008年に結成された5人組だ。2009年にスウェーデンのアーティスト/タレント発掘番組『Sweden´s Got Talent』に出演し、準決勝まで進出、一躍注目を集めることとなった。

2013年発売（国内盤は2014年発売）1stアルバム『Unbreakable』は、母国スウェーデンのロック・チャートで2位を獲得。2014年は＜ラウドパーク14＞で来日したアマランスともツアーをこなし、現北欧シーンで最も勢いのある若手ロックバンドのひとつにまで登り詰めたアーティストだ。

彼らの最新作『ジ・アポカリプスDJ』の核は、ニッケルバックら米国ロックからの影響を色濃く感じさせる重量感あるヘヴィ・ロックだ。しかし、時折織り交ぜられるテクニカルなギターソロ、ダークでメランコリーなメロディーラインといった様々な要素が北欧の香りに満ちた独特の雰囲気を生みだしており、彼らのサウンドをありきたりなヘヴィ・ロック・バンドで終わらせないものとしている。クリス・アダムの感情的でありながら甘く美しいボーカルも、スマッシュ・イントゥ・ピーシズの大いなる魅力だ。

若者が抱く厭世観と現実からの逃避を訴える「ディザスター・ハイウェイ」、切ないメロディーラインに心が抉られる「アナザー・デイ・オン・ザ・バトルフィールド」といった楽曲は彼らの真骨頂を見せる楽曲のひとつだ。アルバム2曲目「マイ・コカイン」にはアマランスのエリーセが参加している。

スマッシュ・イントゥ・ピーシズは2013年に開催された＜LOUD & METAL MANIA＞で初来日を果たし、トップ・バッターで会場を熱狂させたキャリアを持っている。世界進出をもくろむメンバーの意欲も高く、再来日の日も期待できそうだ。



◆スマッシュ・イントゥ・ピーシズ『ジ・アポカリプスDJ』オフィシャルサイト