【インタビュー】石井里佳、ただただハッピーなだけじゃおさまらない恋を歌うNeo歌謡「鎮恋歌」
──「鎮恋歌」について。メジャーデビュー作となる今作は、深みのある1曲ですね。
石井里佳(以下、石井):ありがとうございます。今作は私自身大好きでこれからも探求していきたいと思っている昭和の音楽の世界観を、今の音楽シーンを築き上げているクリエイターの方たちと一緒に新たな音で創り出せないか、というお話から始まりました。作編曲はAKB48の作品も手掛けてらっしゃる渡辺和紀さん。作詞は今井美樹さんなど数多くのアーティストの方の歌詞を書かれている岩里祐穂さんがしてくださいました。渡辺さんも、やっちゃいましょう!とことん!と、とても積極的に向き合ってくださいました。レコーディングはセッションで行いました。皆さんと熱い魂を込めて作った曲です。
──歌詞に関しても岩里さんとお話しされたんですか?
石井:はい。女心を巡って女子トーク炸裂でした(笑)恋をするときにも色んな感情があると思うんですが、ただただハッピーなだけじゃおさまらない恋、どこか女の情念のようなものを感じるような。そんな言葉たちがこの曲には紡がれています。愛しさと憎しみ、そして、少女のような自分と大人の自分、相反する2つのものたちを歌声でも表現してみました。
──カップリングの「BLUE」と「LOVE」はとても柔らかな印象ですよね。
石井:「BLUE」と「LOVE」は、今までの石井里佳の作品に近い香りを漂わせつつも、新たな風を感じさせてくれる曲たちです。どちらもとても愛しい曲です。
──昔の歌謡曲に興味を持ったのは、何かきっかけがあったんですか?
石井:幼い頃から10歳年上の姉や、父、母が聴く音楽を聴いて育ったので、お家で流れている曲といえば、歌謡曲、演歌、ニューミュージック、アイドルポップスなど、同世代の子達が聴いているものとは少し違う音楽でした。そんな中で自然と歌謡曲やニューミュージックが大好きになりました。今『石井里佳のレトロスタイル』(MUSIC BIRDにて放送中)というラジオ番組をやらせてもらっていて、昭和というキーワードを元に、様々な楽曲をお送りしているんですが、時代を築いてきたアーティストの皆さんやその楽曲の素晴らしさを改めて痛感しています。「鎮恋歌」がどこか懐かしくも新鮮に感じていただける曲であれたら嬉しいですね。
取材・文●武市尚子
「鎮恋歌」
TKCA-74183 ¥1,111+税
1.鎮恋歌
2.BLUE
3.LOVE
4.鎮恋歌 -instrumental-
5.BLUE -instrumental-
6.LOVE -instrumental-
ライブ・イベント情報
2月26日(木)原宿ラドンナ
http://www.la-donna.jp/about.html#map
<石井里佳「鎮恋歌」発売記念ミニLIVE&サイン会>
1月14日(水)モザイクモール港北 STYLE’S STUDIO
http://www.mosaicmall.jp/mosaicmall/event/list.html/
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