英BBC、2015年注目の新人アーティストはこの5組
英BBCによる期待の新人ランキング『サウンド・オブ・2015』が発表され、栄えある1位にはシンセポップ・トリオのイヤーズ・アンド・イヤーズが選ばれた。
◆ハイム(2013年の1位選出アーティスト)画像
これまでにアデル、エリー・ゴールディング、ハイム、ジェシー・J、そして2014年はサム・スミスを1位に選出しブレイクを見事に的中させている毎年恒例のこの企画、今年もBBCのみならずさまざまな音楽媒体の編集者、ブロガー、放送関係者など総勢139人が「2015年に最も期待できる新人アーティスト」をそれぞれ3組リストアップして投票し、その結果から次のトップ5が決定した。
1.イヤーズ・アンド・イヤーズ(Years & Years)
2010年にロンドンで結成された、オリー・アレクサンデル(ボーカル/キーボード)、マイキー・ゴールズワーシー(ベース)、エムレ・トゥルクメン(シンセサイザー)の3人組。90年代のR&Bに影響を受けたという彼らが作り出すサウンドは「真のハートとソウルを持ったダンス・ミュージック」「つい踊り出したくなる元気のいいビート」と評され、今回最も多く支持を集めた。ちなみにボーカルのオリーは俳優としても活動中。
2.ジェームス・ベイ(James Bay)
2013年にデビューした英国人シンガー・ソングライター。ロンドンのパブで弾き語りをしていた動画がファンによってネットにアップされ、それがきっかけで発掘されたんだとか。心地よいメロディーに乗せられた崇高かつ温もり豊かな歌声が特徴で、すでに今年のBRITアワードのクリティックス・チョイス賞(=新人賞、昨年の受賞者はサム・スミス)の受賞が決定している。デビュー・アルバム『Chaos and the Calm』は3月23日リリース予定。
3.ストームジー(Stormzy)
南ロンドン出身の21才ラッパー&グライム・ミュージシャン。さまざまなスタイルやテンポにも楽々と適合できる彼の能力は、グライムをアンダーグラウンドからメインストリームへと持って行くことができると期待されている。
4.ラウリー(Raury)
米アトランタ生まれのラウリーは、18才にしてすでにシンガー・ソングライター、ギタリスト、ラッパー、プロデューサー…と多彩な顔を持つ。ラップ・ミュージックにアコースティック・ギターやトライバル・サウンドなどを融合させ、ジャンルを超えた彼独特の世界観を作り上げている。
5.ジョージ・ザ・ポエット(George The Poet)
ウガンダ出身の両親のもと北ロンドンの治安が悪いエリアで生まれ育った彼は、ケンブリッジ大学で政治学、心理学、社会学を専攻しているとき、ラップを詩の世界に取り入れて社会的な主張を行うことを決意。若い世代に訴求するメッセージ性の強いリリックが特に高く評価されており、昨年は英政府のキャンペーンにも参加。
Photo:Getty Images
この記事の関連情報
全英アルバム・チャート、デヴィッド・ギルモアの最新作『邂逅』が初登場1位
全米アルバム・チャート、サブリナ・カーペンターの『Short n’ Sweet』が2週連続1位
洋楽を身近に感じさせてくれるYouTubeチャンネル「Honey Lyrics」
全英アルバム・チャート、オアシスの『Definitely Maybe』が30年ぶりに1位
全米アルバム・チャート、サブリナ・カーペンターが最新作『Short n' Sweet』で初の1位
全英チャート、サブリナ・カーペンターがアルバム1位とシングル1~3位を独占
全米アルバム・チャート、ポスト・マローン初のカントリー・アルバムが初登場1位
全英アルバム・チャート、ポスト・マローンの最新作『F-1 Trillion』が初登場1位
全米アルバム・チャート、テイラー・スウィフトの最新作が非連続15週目の1位