カナルワークス、CW-L11をCW-L15にモデルチェンジ

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日本を代表するカスタムIEMブランドのひとつ、カナルワークスが新製品CW-L15を発表した。CW-L11を一から見直しCW-L15としてモデルチェンジを果たしたものだ。

◆CW-L15画像

2014年10月にはベーシックモデルCW-L01Pを見直しニューモデルCW-L02を発表していたが、今回は2ウェイ3ドライバ構成のブランド初号機CW-L11をリニューアルし、モデルチェンジを図っている。多ドライバー化、ギミックの搭載…と構造も金額も膨れ上がっていくカスタムIEMの賑やかなフラッグシップ競争を尻目に、カナルワークスは全く反対のベクトルを向き、初心に戻るべく、基本に立ち返るかの設計思想を色濃く打ち出している。実直なカナルワークスらしい、開発姿勢だ。

現在フルレンジシングルドライバから3ウェイ8ドライバまで多数のモデルがラインナップされているが、こと2ウェイ3ドライバというドライバー構成は、ブランドカラーやサウンドキャラクターがはっきりと出てくる、非常に面白く奥深いイヤホンとなることが多い。記念すべき創業第一弾モデルのリニューアルは、そのままカナルワークスの発展とサウンドの変遷を表すモデルの誕生を意味する。

CW-L15は、CW-L11からさらにワイドレンジ化が図られ、ハイレゾ音源も十分に楽しめるサウンドになっているという。市販ユニバーサルタイプの上級モデルからのステップアップとしてカスタムイヤーモニターの素晴らしさを存分に体感できる位置付けにあるとしている。

なお、昨今のバランス接続の要望に対応し、付属ケーブルを各種バランス接続対応プラグに交換するオプションサービスも用意されている。極細のステルスケーブルはバランス接続に未対応だが、2.5mm 4極バランス端子の登場は、Astell&KernのAK240、AK100II、AK120IIユーザーには朗報だ。



●カナルワークス CW-L15


価格:オープンプライス
カナルワークスオンラインショップ価格(税別):79,000円
受注開始時期:12月20日
ドライバー:バランスドアーマチュア方式(低域×2、高域×1)
インピーダンス:20Ω
感度:109dB
ケーブル長(標準):127cm クリアとブラックから選択
プラグ(標準):ステレオミニプラグ
付属品:ハードケース、ソフトケース、ワックスクリーニングツール、クリーニングクロス
※耳型採取費用別途

◆カナルワークス・オフィシャルサイト
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