【速報レポート】<中津川 THE SOLAR BUDOKAN 2014>TRICERATOPS、「動員数がガンッとアップしたみたい」

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今やベテランライブバンドとしての余裕と貫禄を感じさせるTRICERATOPSが、REDEMPTION STAGEに出演した2013年に続いて、2014年はREVOLUTION STAGEに登場する。

◆TRICERATOPS 拡大画像

キリっとしたスーツ姿の和田唱(Vo & G)をはじめ、3人のメンバーがステージに登場すると、まずは吉田佳史(Dr)が「中津川―! 今日は暑いね!」と第一声を上げた。そのままゆっくりとビートを叩き出すと、林幸治が歪んだベースサウンドを乗せてくる。3人が緩やかに音を出しながら、和田が「我々TRICERATOPSは最近大人になって、この時間が得意になりました!」とユーモアたっぷりなMCで客席を温め、1曲目の「GOING TO THE MOON」へ。徐々に会場がグルーヴに包まれてきたところで必殺のダンス・チューン「Raspberry」がプレイされると、後方で観ていた観客も体を揺らして踊りだす。

「この音はすべてソーラー電気によるものです」と中津川フェスで奏でる音がいかに素晴らしいか、赤いギブソンES-335をかき鳴らしながら熱弁する和田。「今日俺、良く喋るな? やっぱり昼間はヤバい」という和田に対して、「ソーラーパワーじゃない?」という吉田とのやり取りに客席から笑いが起こった。

続いて、「現在制作中のニュー・アルバムからの自信作」と語った「スターライト スターライト」を初披露。ディスコティックなベースラインが印象的な彼ららしい踊れる楽曲だ。終盤で“ラブ&ピース”という歌詞が連呼されると、ピース・サインで応えるオーディエンス。どんなフェスよりもラブ&ピースな中津川でこの曲を初めて披露したかったのかもしれないと感じさせるものがあった。

ブルージーなミディアム・テンポの「MILK&SUGAR」では会場中が頭上でハンドクラップを。曲の終盤では和田が弾くテレキャスターの鋭いギター・ソロがキラリと光る。曲が終わり、しゃがみ込んでチューニングする和田に女性ファンから「カワイイ~!」と声援が飛んだ。「FLY AWAY」「ロケットに乗って」でスケールの大きさを感じさせる豪快な演奏を発射すると、ステージから少し離れたところで観ていた家族連れの小さな子供も、楽しそうに体を動かしている。

「みんなありがとう! 会場を“中津川”に移して今回で2回目、このフェスも動員数がガンッとアップしたみたいです」という和田のMCに、どよめく観客も嬉しそうだ。「また会いましょう。最後に一発よろしく!」と言うや否や、低音のゴリゴリしたギター・リフが飛び出してラストナンバー「トランスフォーマー」へ。コーラスでは観客と一体感を生み出し、再会を約束してライブを終えた。REVOLUTION STAGEでも最高にハッピーなライブを観せてくれたことは終演後の観客たちの笑顔が証明していた。

取材・文◎岡本貴之 撮影◎岡村直昭

■TRICERATOPS@REVOLUTION STAGE SETLIST
1.GOING TO THE MOON
2.Raspberry
3.スターライト スターライト
4.MILK&SUGAR
5.FLY AWAY
6.ロケットに乗って
7.トランスフォーマー

◆<中津川 THE SOLAR BUDOKAN 2014>オフィシャルサイト
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