【速報レポート】<中津川 THE SOLAR BUDOKAN 2014>堂珍嘉邦、太陽の恵みを音に変えたハッピーな空間

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初日、メインステージ=REVOLUTION STAGEのスタートを切ったのは、このイベントではすでにおなじみとなっている堂珍嘉邦だ。2013年はREDEMPTION STAGEのトリとして、月夜が輝くステージに登場した彼が2014年は太陽が燦々と照りつける朝のステージへ。イベントの幕開けを祝うステージを一目見ようと、フィールドには多くのオーディエンスが駆けつけた。

◆堂珍嘉邦 拡大画像

ライブが始まる直前、スクリーンに佐藤タイジの本イベントにかける思いが映された。このイベントが普通のイベントではない、太陽の恵みあってのイベントだと改めて知らされる。「さぁ、太陽のもとでお祭りをしよう」、この言葉通りのステージがここからスタートした。

バンドメンバーとともに高々と手を挙げ堂珍がステージに登場すると、ファンからは大きな歓声が上がる。優しいキーボードの音色がフィールドに流れ、1曲目「It’s a new day」でライブがスタート。ふわりと優しい堂珍の歌声が聴こえたかと思いきや、一気に壮大なバンドサウンドが弾けた。タイトルのままに、新しい一日の始まりを祝う祝砲のような清々しい音を浴び、歓喜の表情を見せるオーディエンス。

「楽しんでいけ~!」と堂珍が声をかけ、披露されたのはライブでもお馴染みの「handle me right」。先ほどまでの突き抜けて明るい雰囲気とは一転し、妖しげなバンドサウンドが流れる。攻めの姿勢のまま、豪気なギターサウンドが次々にぶつかってくる。続く「Caravan」、では打ち込みを多用し、遊び心ある楽曲展開でオーディエンスを楽しませた。

シンガー/ボーカリストとして確かな実力を持つ彼だが、ソロアーティストとしてこれほどまでに印象が変わるものかと驚かされたのが、4曲目に披露された「Adored」だ。バンドサウンドを前面に押し出した迫力ある楽曲に、初めて彼のステージを見たオーディエンスは驚きを隠せないらしい。最初は戸惑いながらも、楽曲の魅力に惹きつけられ次から次にステージ前方へと駆け寄るオーディエンスが増えていく。

「Reverse」「Love Potion」と、まるでカメレオンのように楽曲のカラーを展開し続ける。重厚感ある激しいバンドサウンドに彼の美しい歌声が絡み合い、絶妙なアンサンブルを奏でていく。

「晴れて良かった! 2日間、楽しんでいきましょう~」とイベントの開催を祝うと、新曲「Fly away」を披露。彼の美しく伸びのある歌声を絶頂まで活かし、UKギターサウンドを思わせる壮大で透明感ある楽曲がフィールド中に広がる。“聴き惚れる”、まさにこの言葉通りで思わずメモを取る手を止め、見入ってしまった。

ステージも最後、スペシャルセッションとしてTHE MANのトランぺッター·飯川賢が登場し、「みんなで幸せになりたい曲です」と、 「Euphoria」を披露。ホーンの音色が堂珍の歌声と混ざり合って美しい音色を彩っていく。太陽の恵みを音に変え、全8曲はあっという間に終了。これからのイベントが素晴らしいものになるだろう、予感をずばり的中させてくれるようなハッピーな空間がそこにはあった。

取材・文◎黒田奈保子 撮影◎柴田恵理

■堂珍嘉邦@REVOLUTION STAGE SETLIST
1.It’s a new day
2.handle me right
3.Caravan
4.Adored
5.Reverse
6.Love Potion
7.Fly away
8.Euphoria

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