【ライブレポート】ダウト、5人でのラストステージで「ミナセの意志を継いで、これからも走っていく」
ダウトが、9月23日に渋谷公会堂にて、ツアー<ダウト自作自演【絆-kiz[U]na-】TOUR’14「我ガ全身全霊魂ハ永久ニ不滅ナリ」>のファイナル公演を行った。
◆<ダウト自作自演【絆-kiz[U]na-】TOUR’14「我ガ全身全霊魂ハ永久ニ不滅ナリ」> 渋谷公会堂公演 画像
3月にミナセ(Dr)が卒業を発表したとおり、オリジナルメンバーとしては最後のライブとなったこの日。約2000人のファンで埋め尽くされた会場は、ミナセを笑顔で送り出そうという想いと卒業を惜しむ声で溢れかえった。
「今日は7年間のすべて、音楽人生のすべてを出して、みんなの心を撃ちぬくつもりでやっていきます。みんなも悔いのないよう、思いのまま感情をぶつけてきてください」
そんな幸樹(Vo)の言葉どおり、ライブは「ONE」からスタートすると、メンバーはそれぞれステージを縦横無尽にかけまわり、オーディエンスを煽りながらのダイナミックな演奏で畳み掛けた。これにしっかりと応えるように、客席からはヘドバンの嵐が巻き起こるなど、序盤から圧巻のシーンが続く。後半も、ミナセが和太鼓をたたいて登場するなど、会場をお祭りモードにした「バラ色の人生」から、「妄想天国」、「ざんげの花道」、「MUSIC NIPPON」とエンターテインメントに昇華していった。左右へのモッシュや大きくジャンプするなど、観客も息つく間もないアクティブさで一体感を見せていく。
アンコールでは、ひヵる(G)がDJをした「ダウトメドレー」から、「今まで見せた中で、いちばんのダウトを見せます」と、「感電18号」、「鬼門」と怒涛のパフォーマンスへなだれ込む。バンドが掲げる“全身全霊”。終始その姿がビシバシと伝わってきた。
5人でのラストステージが近づくと、会場は涙で溢れかえる。幸樹は、「ミナセと出会い、過ごした時間はすごく楽しかったです。ミナセはまだ心残りがある、まだまだ見たい景色があったと言っていたので、そんなミナセの意志を継いで、これからもダウトは走っていきます」と宣言し、「ダウトの後のことは心配するな!これからのミナセの人生、ピンチになった時はいつでもメンバーみんなで駆けつけるからな!」と頼もしくエールを贈った。
そして、ミナセ、ダウト、それぞれが新たな道を進むための門出を祝うように、「有終の美」、「花咲ビューティ」が届けられた。ミナセは最後に、「今日のライブも最高に楽しくて、みんなの顔を見ていたら、“また会いたい”って思っちゃったけど……」としながら、「オレもダウトもファンのみんなも前を向いて進んでいける。未来は明るい。みんなとの絆がそう確信させてくれました。かけがえのない出会いをありがとうございました」と、少し涙を見せながらメッセージを残した。
最後はステージ中央で5人が輪を作って肩を抱き合い、ライブは終了。メンバーが見守るなか、ミナセはステージを降り、客席をぬって去っていった。その姿に観客は、泣き声混じりの歓声と大きな拍手を送り続けた。
終演後には、この5人でのラストライブが12月3日にDVDとして発売されることと、2015年3月13日、3月14日にディファ有明にて、新生ダウトのワンマンライブが決定したことが発表となった。7年の集大成ライブを熱狂のまま終えたダウトが、次はどんな姿を見せるか、大いに期待したい。
LIVE DVD
<ダウト自作自演【絆-kiz[U]na-】TOUR’14「我ガ全身全霊魂ハ永久ニ不滅ナリ」>
2014年12月3日発売
<ダウト自作自演、(8)執念単独公演「約束の場所で会いましょう」>
[PRO WRESTLING STYLE]
2015年3月13日(金) ディファ有明
OPEN17:30 / START18:30
[STANDING LIVE STYLE]
2015年3月14日(土) ディファ有明
OPEN15:30 / START16:30
チケット料金
■3月13日公演 全席指定:¥4,320 (税込、ドリンク代別)
■3月14日公演 スタンディング:¥4,320 (税込、ドリンク代別)
一般発売日:2015年1月10日(土)
[問]:DISK GARAGE 050-5533-0888
<幸樹自作自演一匹狼武者修行ツアー!「幸の恩返し'14~拡大SP~」>
10月19日(日) LIVEHOUSE CB
10月21日(火) 高田馬場AREA
10月23日(木) 仙台LIVE HOUSE PARK SQUARE
10月31日(金) 名古屋ell. FITSALL
11月 2日(日) 神戸Mersey Beat ※2回まわし
<ひヵるPresents『happy dancing tranced heroine』>
11月27日(木) 渋谷Plug
◆ダウト オフィシャルサイト
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