マーキュリー賞、ノミネート作品発表
英国/アイルランドのアーティストによる優れたアルバムに贈られる、UK最高峰の音楽アワードといわれるマーキュリー・プライズのノミネート作品が発表された。
◆ケイト・テンペスト画像
ミュージシャンを含む音楽業界にたずさわる12名が審査員を務め、ジャンルや知名度、セールスは問わず、とにもかくにもこの1年で発表されたアルバムの中から最も優れた作品を選ぶこのアワードは、無名のアーティストが受賞することも少なくない。
候補に挙がった12作品のうち7枚がデビュー・アルバム。現在のところ、ブックメーカー(公式賭け屋)の1番人気は、ケイト・テンペストとFKAツィッグスだという。
<Mercury Prize 2014>の候補作品は以下の通り。
デーモン・アルバーン『Everyday Robots』
ボンベイ・バイシクル・クラブ『So Long, See You Tomorrow』
アンナ・カルヴィ『One Breath』
イースト・インディア・ユース『Total Strife Forever』
FKAツイッグス『LP1』
ゴーゴー・ペンギン『v2.0』
ジャングル『Jungle』
ニック・マルヴェイ『First Mind』
ポーラー・ベア『In Each And Every One』
ロイヤル・ブラッド『Royal Blood』
ケイト・テンペスト『Everybody Down』
ヤング・ファーザーズ『Dead』
今年は、Simon Frith(委員長―作家/ミュージック・ジャーナリスト/エジンバラ大学教授)、Annie Mac(DJ/ブロードキャスター)、 Elisa Bray(『Independent』紙音楽エディター)、Obaro Ejimiwe (aka Ghostpoet―ミュージシャン/ソングライター)、Greg Cochrane(NME.comエディター)、Jeff Smith(BBC 6Music/Radio 2)、John Kennedy(Xfmプレゼンター)、Kat Morris(The Great Escapeフェスティヴァル・ダイレクター)、Kate Mossman(音楽ライター/ブロードキャスター)、Lianne La Havas(ミュージシャン/ソングライター)、Mike Flynn(ミュージック・ライター/『Jazzwise』副編集長)、Nick Luscombe(DJ/ブロードキャスター、Musicity創立者)が審査員を務める。
受賞式は10月29日開催。昨年は、ジェイムス・ブレイクの『Overgrown』が受賞した。
Ako Suzuki. London
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