【ライブレポート】<a-nation>開幕。初日はAAAが新曲「さよならの前に」初披露
代々木第一体育館を中心に行なわれるエイベックス・グループの夏の風物詩<a-nation island>が、8月14日に開幕。初日は「a-nation island powered by inゼリー Asia Progress ~from a-nation~」として、10組のアーティストがステージに登場した。
◆AAA、w-inds.、TEAM Hほか「a-nation island powered by inゼリー Asia Progress ~from a-nation~」画像
トップバッターを飾ったのは、FUTURE BOYZのふたり。この日の代々木第一体育館に集まったオーディエンスのほとんどが初見だったはずのこの日本初EDMシンガーデュオ。アメリカのオバマ大統領やレーガン元大統領、マドンナといった世界的な著名人のビデオコラージュと会場を揺らす4つ打ちのなかで、FAKE SHOWROOMプロデュースの大胆な衣装を身にまとって、iamSHUMとthisisWAYNEがステージに飛び出してくる。そしてカウントダウン。ゼロになると同時に、FUTURE BOYZのパフォーマンスがスタートする。彼らは、ステージを右へ左へ飛び跳ねながら「FUTURE PARADE」「Welcome To The Party」「TOKYO STYLE」「If There Was No You」の4曲を立て続けに披露。「今日、最後まで楽しんでいってください。」と、初日のトップバッターとして、代々木第一体育館を巨大なクラブへと変えてみせた。
続いて登場したのは、Lead。たちまち女性陣からの黄色い歓声に包まれる代々木第一体育館。黒のジャケットにワインレッドのシャツとパンツというラグジュアリーな出で立ちで、「<a-nation>楽しんでますか?。こんにちは、Leadです。最高ですね。盛り上がってますか!」と、「Real Live」をパフォーマンス。さらに、「古屋敬多です! A型です! “a”-nationだからね。」などなど、谷内伸也、鍵本輝、古屋敬多それぞれの自己紹介を挟んで、「バージンブルー」のタオル回しで早くも会場一体にしてみせる(最後にタオルを客席に投げ入れるパフォーマンスも)。鍵本が「<a-nation>、自分なりの楽しみ方をみつけて、楽しさを共有できたら。」と話せば、「僕たちのことを知らない人も、知ったかぶりでついてきて!」と谷内。さらに古屋は「間違っても恥ずかしくなーい!」と観客に笑顔を運ぶ。そして9月17日リリースの新曲「想い出ブレイカー」などを披露して、終始、大歓声を浴びていた3人だった。
代々木の巨大なステージが、誰の目から見ても小さく見える8人組・SOLIDEMOのステージへ。全員180cm以上、グループとしての平均身長が日本一高いこのグループは、まず、沢尻エリカ主演で大ヒットし、10月に続編も決定したフジテレビ系ドラマ『ファースト・クラス』のテーマソングだった「Heroine」を披露する。ドラマを視聴していたオーディエンスも多いのであろう、すぐにテーマソングだったことに気づいた観客は、即座に立ち上がってステージに視線釘付けとなる。歌唱後に、「ありがとうございます!」と丁寧に一礼した彼らは、さらにW杯中のブラジルでも歌われた、映画『アナと雪の女王』の主題歌「Let It Go」をアカペラでパフォーマンスする。8声の美しいコーラスワークを前にして、観客はじっと聞き入り、そして大きな驚きと歓声を送るのだった。
ステージの大型ビジョンに映しだされた青空をバックに、白を基調とした爽やかな衣装で姿を現したのは、ニコニコ動画で活躍する蛇足、ぽこた、みーちゃん、けったろ、koma'nの5人の歌い手からなるROOT FIVE。2度目の<a-nation>出演となる彼らは、「Tomorrow's Dream」でライブをスタートさせる。歌に合わせて、客席のいたるところでは、10代の熱狂的な女の子ファンたちが、終始完璧な振りコピを披露。まさにニコニコが生んだスター。「Change Your World」「MAGIC NIGHT」と、生主とリスナーが一緒になって番組を盛り上げるかのごとく、メンバーとファンが一緒に会場を熱く盛り上げていた。
元気よく飛び出したのは、Da-iCE。AAAの弟分的なグループとして、AAAファンにもよく知られた5人。Da-iCEファンとAAAファンが一緒になって会場は熱狂する。「<a-nation>盛り上がってますか? 1万人いますね。最高ですね。この短い時間の中でひとつになりましょう。」と、大野雄大が呼びかけての「SHOUT IT OUT」で、オーディエンスは飛んで跳ねての盛り上がりとなる。さらに「ハッシュ ハッシュ」では、全員で手をアゲアゲ。ラストの「TOKI」まで、ステージいっぱいに動きまわり、汗をいっぱいにかいて、短い時間の中で会場をひとつにしたDa-iCEだった。
→ 後半はw-inds.、TEAM H、AAA