葉加瀬太郎、子供たちへの特別授業として“エトピリカ”を生演奏

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ヴァイオリニストの葉加瀬太郎が、8月7日(木)に東京・葛西臨海水族園でイベント「葉加瀬太郎 子供たちへの特別授業!“エトピリカ”夏休みの自由研究&生演奏!」を行った。

このイベントは、葉加瀬が8月6日(水)にリリースしたアルバム『Etupirka ~Best Acoustic~』の発売を記念したもので、同作品に収録されている楽曲「エトピリカ」にちなんで同所のエトピリカが展示してあるウミドリ水槽の前で、来場した子供たちへの特別授業として、トークショーと楽曲「エトピリカ」の生演奏を披露した。
(※エトピリカとは、アイヌ語で「くちばし(etu)が美しい(pirka)」という意味でチドリ目・ウミスズメ科に分類され、鮮やかなオレンジ色のくちばしが特徴の海鳥。葛西臨海水族園は、日本で一番多くのエトピリカを飼育している)

イベントでは、子供たちと共に飼育係からエトピリカの生態や特徴を学んだ葉加瀬は「昔から鳥にまつわる歌はたくさんあるんです」と音楽の観点から鳥と歌との関係を教授。また、エトピリカについて「子供の頃から大好きなんです! ピエロみたいな顔が好きで、すごく印象に残っていました。この曲にまだタイトルが付いていない時に、ふと“エトピリカ”のことを思い出して、『空を飛んでいきたい』『大空を目指す』という感じがぴったりだなと思ってタイトルに付けました」と曲にまつわるエピソードを明かした。そんな中、飼育係に自ら「この水槽でも繁殖しているんですか?」と質問をぶつけるなど、興味津津の様子の葉加瀬は、25年前から暮らしているエトピリカがいることを知ると、「25年前、この水族園ができたばかりの時に来ていたんだけど、その頃から暮らしているエトピリカがいるんだ!」と大興奮。最後に子供たちに向かって、自身が曲に“エトピリカ”というタイトルを付けたことを踏まえて、「みんなも今好きなことを覚えて、大人になった時に思い出すと、何か楽しいことが起こると思うよ」と優しくアドバイスを贈った。

その後、葉加瀬は本物のエトピリカをバックに、楽曲「エトピリカ」を生演奏で披露。来場客たちは、その迫力と音の奥深さに身を委ねながらひと時の貴重な体験を堪能していた。

演奏が終わると、ウミドリのエサの時間に。飼育係がエサやりを行う様子を子供たちと見学していた葉加瀬は、活発に動くエトピリカたちを見て「すごいねー! 上陸する時に羽をパタパタさせているところがかわいいね!」と、子供たちと同様に目を輝かせながら観察していた。

最後に、子供たちとエトピリカを描く“お絵かきコーナー”が行われた後、葉加瀬と子供たちによる記念撮影をして、イベントを締めくくった。

イベント後に行われた囲み取材では、「『エトピリカと一緒に曲を弾きたい』『どんな形でもいいから子供たちと触れ合いたい』という僕の思いつきをスタッフが実現してくれたのですが、子供たちの顔がキラキラと生き生きしていて、僕も自分の子供の頃を思い出しました」と感想を明かした葉加瀬は、「顔がとにかくかわいくて、不器用にも見えるけど気高い感じもするんです。10歳の頃からの僕のヒーローのような存在」とエトピリカへの思いを明かした。

さらに、アルバムについて「いろいろなアレンジをしてきた自分の名刺代わりのような曲たちですが、今回はクラシカルなサウンドの編曲で、自分の気持ちをリセットするという気持ちでレコーディングしました」とアルバムに込めた思いを告白した。

『Etupirka ~Best Acoustic~』
8月6日(水)リリース
限定盤:HUCD-10165/B ¥3,300+tax (CD+PV)
通常盤:HUCD-10166 ¥3,000+tax (CD のみ)
ローソンHMV 盤:HUCD-10167/B~C ¥3,700+tax (CD+PV+スペシャル音源2曲)


◆葉加瀬太郎オフィシャルサイト
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