マイケル・ジャクソンのネバーランド、売却へ
マイケル・ジャクソンのネバーランドが売りに出されるようだ。2008年に抵当物の請け戻し権喪失をさけるためにマイケルの2300万ドル(約23億円)相当の住宅ローンを買い取り、同物件の所有権を保有するコロニー・キャピタルは、同物件が抱えている負債の埋め合わせをするために売却すると報じられている。
ある関係者はRadarOnline.comに「コロニー・キャピタルはローン、利子、管理費、維持費などの負債の一部を支払うためにこの物件を売却する法的権利を有しています。当物件は約2700万ドル(約27億円)の価値がありますが、内部関係者はマイケルが所有していたことで、6000万ドル(約62億)もの高額で取引される可能性もあるとみているようです」と話している。
一方、マイケルの遺産管理団体の代表達はこの売却のニュースに「悲しんでいる」ものの、マイケルの遺産のさらなる発展を目指し、マイケルが保有していたその他の家を強化すると強調した。
同団体は声明で「マイケルの生前に交渉された、コロニーが売却の権利を有するという合意の下、ネバーランドが売却される可能性があることに悲しみを覚えています。我々はエンシーノのマイケルの家族の家とそこにある、おなじみのレコーディングスタジオを維持する所存です」「(我々は)アーティスティックな才能を持つ人物、人道主義者としての彼の遺産をマイケルの音楽とラスベガスでのショー『マイケル・ジャクソン・ワン』などの新しいプロジェクトを通して、さらに築きあげていきます」とコメントを出した。
また、この物件の購入者に対し「歴史的価値」に対する配慮を懇願した。「我々は新しいネバーランドの所有者がその素晴らしい物件の歴史的意義とその特別な存在意義にご配慮いただけることを願い、また信じています。マイケルの思い出は世界中のファンの心の中に生き続けているのですから」
さらに、同代表達はマイケルのファン達がこの牧場のためにたくさんの「他の解決策」を探ってくれているものの、「ゾーンニング、経済面のこと、土地の使用制限のせいで、その他の解決方法が制限されます。ですから、なくなくコロニーは売却を決めたのです」としている。
他の関係者は「ネバーランドを維持するための努力はされましたし、マイケルの遺産管理団体がそれを実現させようと試みました。ですが、彼らは同意には至りませんでした」と話している。
マイケルは1988年にこの3000エイカー(約12平方キロメーター)の広さを誇る物件を購入しており、2004年に児童虐待の公判が開かれるまで、そこに住んでいた。
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