クリプシュ、人気モデルからリモコン撤廃

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2014年7月11日に名機X10の復活アナウンスを発表し、多くのファンを感涙させたクリプシュが、今回もファンを狂喜させる発表を行った。X7とX11の発売である。現在販売されているX7iとX11iからの派生モデルだ。

◆クリプシュX7、X11画像

▲クリプシュX7
▲クリプシュX11
▲キャリングポーチ
そう、もう勘の良い方はお分かりの通り、これは既存のX7iとX11iからリモコンを撤廃したシンプルなモデルの新登場だ。一般的にはiPhoneなどに対応した3ボタンのリモコンは便利故に非常に重宝がられる機能なのだが、ことクリプシュ製品に関してはマニアも納得の高品質なサウンドと使用感を保有するがゆえに、高価なハイエンドプレイヤーやポータブルアンプなどを使用するユーザーも多く、リモコンの存在自体がわずらわしいものと評価されるシーンが少なくなかった。今回の新モデルは、これらマニア層に向けて、そのリクエストに応えてくれたラインナップといえるものだ。事実、これらはアジア地域のみでの発売としており、アメリカでのニーズとは完全に切り離されての展開といえる。発売は2014年8月22日となっている。

X7は、【BARKS編集部レビュー】にてX7iをご紹介した通り、光沢を放つセラミック製のハウジングが特徴で、キレの良い低域と清潔感のある中高域が非常に心地よいイヤホンだ。装着感もあっけなほどに素晴らしく、簡単に素晴らしい遮音性が実現する。AV機器関連の各アワードで連続受賞の実績を持つ実力者だ。

一方のX11は、名機X10の後継機として登場したモデルで、世界最小・最軽量イヤホンの最上位モデル。こちらも発売は2014年8月22日だ。

柿の種よりも細くてコンパクトなルックスだが、見た目からは想像も出来ない程の重厚な低音域から繊細な高域表現を持った非常にナチュラルな高品質サウンドを叩き出す、名機中の名機である。世界最小最軽量クラスで、装着している事を忘れてしまう程の自然な装着感で、しっかりとした遮音性を有し、音楽にどっぷりと浸かる楽しさを提供してくれる。ノイズレスかつダイナミズムあふれるサウンドこそ、X11の真骨頂だ。

●X7
オープンプライス※市場予想価格 16,800円(税別)前後
2014年8月22日発売
デザイン:インイヤー
ドライバ形式:フルレンジ・バランスド・アーマチュア
ドライバコンポーネント:Full Range KG 623
周波数特性:10Hz - 19kHz
レベル(1mW):110dB
インピーダンス(1kHz):50Ω
遮音性:-26dB
プラグ:3.5mm
重量:16g
カラー:ホワイトモデルのみ
付属品:キャリングポーチ、イヤーチップ「Oval Ear Tips」5サイズ(シングルS/M/L ダブルS/L)

●X11
オープンプライス※市場予想価格 24,800円(税別)前後
2014年8月22日
デザイン:インイヤー
ドライバ形式:フルレンジ・バランスド・アーマチュア
ドライバコンポーネント:Full Range KG 926
周波数特性:5Hz - 19kHz
レベル(1mW):110dB
インピーダンス(1kHz):50Ω
遮音性:-26dB
プラグ:3.5mm
重量:9g
カラー:ブラック
付属品:キャリングポーチ、イヤーチップ「Oval Ear Tips」5サイズ(シングル S/M/L ダブル S/L)

◆クリプシュ・オフィシャルサイト
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