【インタビュー】C-NOTE、時代を超えるロックな信念を持つ福山発のロックバンドがマキシをリリース
■プロデューサーtastuoが語る
■C-NOTEにしかない魅力のすべて
──C-NOTEはまだまったくの無名のバンドなんですよね?
tastuo:ド新人でド素人なんですが、ド新人なほど俺は売れると思っているんです。完成されてないから、育てがいがあるし可能性があるんです。初めて彼らのライブを見たときは、田舎ならではの田舎臭さがすごくあったんですが、勢いは感じて。バンドとして型にはまってないところが面白いなと思ったんです。
──この80年代くささはtatsuoさんが彼らに提示したコンセプトだったんですか?
tatsuo:ううん。彼らから出てくるものが最初から古くさかった。もっと恥ずかしいぐらい古くさかったんです(笑)。なので、それを今回プロデュースするにあたって、ちょっと“いま”に寄せてあげた感じです。とにかく、出てくるものが古いんです。彼ら。“なんだこの歌詞”と僕も思いましたから(笑)。でも、それがいまの時代では逆に新しいなと思って。他の人を真似て同じことやっても埋もれちゃうだけなんで。あと、彼らは田舎でやってる訳ですけど、その良さって絶対あるんですよ。変にスレてないというか。そこが僕にとっては久々に新鮮で。彼らの世代、最近の子ってゆとり育ちだからぬるいんです(笑)。METTALICAって完璧な演奏をしないヘタウマじゃないですか? 彼らは出す音+生き様が素晴らしくカッコいい。なんか、そういう匂いをC-NOTEには感じるんですよね。演奏とか歌は今後練習すれば上手くなる。でも、信念を持って自分たちがやりたいことをやっていくという彼らの生き様は変えられないですから。そこがポイントですね。そんな彼らを世間の人により届きやすいようにしていくのが僕の仕事だなと思ってます。
──にしても、この古くささは衝撃的で、何コレ感もハンパなかったです。
tatsuo:その“ナニコレ感”って思われることって大事だと思うんですよ。僕が関わってるアーティストも最初は風当たりが強かったけど、あんなになっちゃったでしょ? 完成された人たちよりも型にはまってない人たちのほうが、この先何が起こるか分からない。可能性はあるんです。ただ、C-NOTEがダイヤモンドになる可能性を持った原石なのか、単なる石ころなのかは僕にもまだ分からない(笑)。でも、そういうほうが夢があるでしょ? だから、僕自身はすごい楽しんでやれてます。
tatsuo:プロデューサー・作曲家・編曲家。
ビジュアル系エアバンド・ゴールデンボンバーの編曲・レコーディングや、その他多数若手バンドのプロデュース作業に従事。アニメ番組「SKET DANCE」では、ギタリストとして自身の所属するロックバンド「everset」で主題歌を担当。近年では、仮面ライダーシリーズにて3作連続で主題歌の作編曲家に抜擢される他、楽曲提供、アーティストの総合プロデュース、BABYMETALの編曲RECなど幅広い音楽制作を手がけている。また、日本人ギタリストで初めてMUSICMAN社とモニター契約を結んでいる。
取材・文●東條祥恵
C-NOTE 2nd MaxiSingle 「Yet to come」
8月6日発売
CD+DVD 2枚組 初回限定2000枚
ell-0059 ¥1400(税込み)¥1296(税抜き)
(CD)
M1. YET TO COME
M2. Groggy Lady
M3. TRADE PARADE
(DVD)
YET TO COME MV
TOUR<OVER THE FENCE>
8月12日 東京 恵比寿aim
出演:C-NOTE/Random Dot Stereogram/THE ORANGE PRESIDENT/Broken Human Nerve
8月13日 横浜ベイシス
出演:END&ODDS / SIMPLE LIFE / RITZ knocking the door
8月15日 名古屋 SONSET STRIP
8月17日 大阪 ISM
8月24日 小倉WOW
9月20日 広島福山INN-OVATION ワンマン 2days
9月21日 広島福山INN-OVATION ワンマン 2days
[問]夢番地 082-249-3571
9月27日 高田馬場CLUB PHASE
出演:LOKA / chewinghigh!! / PINCH COX / Light Heart Thinking / TheSpadeStar / C-NOTE
11月30日 東京 恵比寿aim ワンマン
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