ピンク・フロイド、秋にニュー・アルバムを発表
ピンク・フロイドが10月、『The Division Bell(邦題:対)』(1994年)以来20年ぶりとなるニュー・アルバム『The Endless River』をリリースするという。
このサプライズはデヴィッド・ギルモアの奥さん、ポリー・サムソンがTwitterで明らかにした。彼女は土曜日(7月5日)、「それはさておき、10月に“The Endless River”っていうピンク・フロイドのアルバムが出る。1994年のセッションがベースになっていて、リック・ライトの最後の作品よ。とても美しい」とつぶやいた。その後、ギルモアの代理人もこれが事実であることを認めている。
また、80~90年代にピンク・フロイドのツアーに参加したシンガーDurga McBroom-Hudsonが彼女のFacebookでさらなる詳細を明かしていたようだ。「このレコーディングは、『The Division Bell』セッションの間にスタートしたの(そう、ニック・メイスンが話してた、もともと“The Big Spliff”ってタイトルが付いていたサイド・プロジェクトのことよ)」「だから、リチャード・ライトの曲がある。でも、デヴィッドとニックはその後、もっとたくさんのことをやってきた。オリジナルは完全にインストゥルメンタルだったけど、去年の12月、私も参加していくつかの曲で歌った。デヴィッドがその後、私のバッキング・ヴォーカルに手を加え、少なくとも1曲でリード・ヴォーカルを歌ってる」
このコメントはその後、削除されたようだが、彼女が参加したレコーディングの様子を収めた写真は現在も公開されている。
1994年のセッションということで想像がつく通り、これにはロジャー・ウォーターズは関与していない。またピンク・フロイドのスポークスマンは、ツアーの予定はないと話している。
Ako Suzuki, London
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