Rupert Neve Designsから「PORTICO 551INDUCTOR EQ」、500シリーズ初となる3バンドEQ
フックアップは、Rupert Neve Designs社の500シリーズ初の3バンドEQ「PORTICO 551INDUCTOR EQ」の受注を開始した。
Rupert Neve Designs社は、プロフェッショナルオーディオ業界のレジェンド、ルパート・ニーヴ氏が2005年に立ち上げた新たなブランド。独自の設計哲学にこだわったプロオーディオ機器をつくり続けている。最近は500シリーズ(ランチボックス)フォーマットの製品も多くリリースしているが、今回登場したのは初の3バンドEQ。ルパート・ニーヴ氏が1960年代後半に開発・生産していたインダクターEQの回路を踏襲した、ビンテージスタイルの製品になっている。
「PORTICO 551INDUCTOR EQ」は、Class-Aゲイン回路、カスタム設計されたインダクターと同じくカスタム設計されたトランスフォーマーを搭載。ルパート・ニーヴ氏が1960年代に設計したモデルを基にビンテージ仕様で設計されており、厚みのあるロー、パワフルなミッドレンジ、そしてスウィートなハイをこのコンパクトな500シリーズフォーマットで実現する。
インダクターは、コイル状に巻かれた電線であり、周波数によって電気抵抗が変化する素子。インダクターによってサチュレーションが生じると、美しい「音楽的なハーモニクス」が発生し、スムースで輝くようなサウンドをトラックに与えてくれる。これはルパート氏がかつて設計したビンテージコンソールやさまざまな機器で用いられてきた手法であり、50年以上経った現在でも高い評価を得ている。本機へのインダクター採用の理由はそこにある。「PORTICO 551 INDUCTOR EQ」は、ビンテージな魂を持ったEQというわけだ。
とはいえ、ビンテージEQの単なるクローンではない。現代だからこそ入手できる素子、35年前では不可能だった技術を駆使することで「PORTICO 551 INDUCTOR EQ」は、現代的な機能も持ち合わせている。たとえばLFバンドは、シェルフとピークのどちらのタイプでも使用可能。ミッドレンジバンドは特にボーカルや楽器をミックス中で際立たせるのに適しており、「Q」ボタンにより不要な周波数帯を排除するのに役立つ。またHFバンドはビンテージとモダンのハイブリッドともいえる仕様で、2つの回路をブレンドするように動作する。80Hz固定のハイパスフィルターも装備され、ブーミーになることなくローエンドを付加することを可能にしている。
<おもな仕様(EQオン時)>
・ノイズ@メインアウトプット:-94dBV以下(バンド幅22Hz-22kHz、un-weighted、ソースインピーダンス40Ωバランス)
・周波数特性@メインアウトプット(無負荷):20Hz-45kHz(+/- 0.25dBu)、120kHz(-2dB)
・最大出力レベル:23dBu
・THD + N(無負荷)
@ 1kHz、+20dBuアウトプットレベル:0.009%以下
@ 20Hz、+20dBuアウトプットレベル:0.13%(第2、第3高調波)
・電源:120mA @+16VDCライン、110mA @-16VDCライン
◆PORTICO 551 INDUCTOR EQ
価格:オープン(市場実勢価格 105,000円 税別)
◆PORTICO 551 INDUCTOR EQ 製品詳細ページ
◆フックアップ
◆BARKS 楽器チャンネル
Rupert Neve Designs社は、プロフェッショナルオーディオ業界のレジェンド、ルパート・ニーヴ氏が2005年に立ち上げた新たなブランド。独自の設計哲学にこだわったプロオーディオ機器をつくり続けている。最近は500シリーズ(ランチボックス)フォーマットの製品も多くリリースしているが、今回登場したのは初の3バンドEQ。ルパート・ニーヴ氏が1960年代後半に開発・生産していたインダクターEQの回路を踏襲した、ビンテージスタイルの製品になっている。
「PORTICO 551INDUCTOR EQ」は、Class-Aゲイン回路、カスタム設計されたインダクターと同じくカスタム設計されたトランスフォーマーを搭載。ルパート・ニーヴ氏が1960年代に設計したモデルを基にビンテージ仕様で設計されており、厚みのあるロー、パワフルなミッドレンジ、そしてスウィートなハイをこのコンパクトな500シリーズフォーマットで実現する。
インダクターは、コイル状に巻かれた電線であり、周波数によって電気抵抗が変化する素子。インダクターによってサチュレーションが生じると、美しい「音楽的なハーモニクス」が発生し、スムースで輝くようなサウンドをトラックに与えてくれる。これはルパート氏がかつて設計したビンテージコンソールやさまざまな機器で用いられてきた手法であり、50年以上経った現在でも高い評価を得ている。本機へのインダクター採用の理由はそこにある。「PORTICO 551 INDUCTOR EQ」は、ビンテージな魂を持ったEQというわけだ。
とはいえ、ビンテージEQの単なるクローンではない。現代だからこそ入手できる素子、35年前では不可能だった技術を駆使することで「PORTICO 551 INDUCTOR EQ」は、現代的な機能も持ち合わせている。たとえばLFバンドは、シェルフとピークのどちらのタイプでも使用可能。ミッドレンジバンドは特にボーカルや楽器をミックス中で際立たせるのに適しており、「Q」ボタンにより不要な周波数帯を排除するのに役立つ。またHFバンドはビンテージとモダンのハイブリッドともいえる仕様で、2つの回路をブレンドするように動作する。80Hz固定のハイパスフィルターも装備され、ブーミーになることなくローエンドを付加することを可能にしている。
<おもな仕様(EQオン時)>
・ノイズ@メインアウトプット:-94dBV以下(バンド幅22Hz-22kHz、un-weighted、ソースインピーダンス40Ωバランス)
・周波数特性@メインアウトプット(無負荷):20Hz-45kHz(+/- 0.25dBu)、120kHz(-2dB)
・最大出力レベル:23dBu
・THD + N(無負荷)
@ 1kHz、+20dBuアウトプットレベル:0.009%以下
@ 20Hz、+20dBuアウトプットレベル:0.13%(第2、第3高調波)
・電源:120mA @+16VDCライン、110mA @-16VDCライン
◆PORTICO 551 INDUCTOR EQ
価格:オープン(市場実勢価格 105,000円 税別)
◆PORTICO 551 INDUCTOR EQ 製品詳細ページ
◆フックアップ
◆BARKS 楽器チャンネル
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