ジミー・ペイジ、「胸いっぱいの愛を」レコーディング秘話を語る

ポスト

BSデジタル放送 BS-TBSの毎週水曜日に放送されている音楽ドキュメンタリー番組「SONG TO SOUL~永遠の一曲~」にジミー・ペイジが登場する。テーマは胸いっぱいの愛を(Whole Lotta Love)」だ。

◆ジミー・ペイジ画像

2007年12月の番組スタート以来、これまで計85曲の「永遠の一曲」を取り上げてきている当番組だが、6月4日放送ではレッド・ツェッペリンの名曲「胸いっぱいの愛を」に焦点を当て、ジミー・ペイジから曲の誕生にまつわる秘話をたっぷりと引き出している。

「胸いっぱいの愛を」が「You Need Love」という名曲をベースにしていると言われていることについてジミー・ペイジは、「エリック・クラプトンもスモール・フェイセスも、いろんなミュージシャンがそれぞれの解釈で演奏してきたが、僕らのようなアレンジをしたヤツはいない。(そういう意味で)「Whole Lotta Love」はツェッペリンオリジナル。今でも通用するギターリフなんだ」と熱く語り、インタビュアーに「そうだろう?」と満足げに微笑みかけている。胸いっぱいのドヤ顔は是非番組でご確認を。

6月4日に発売されるデジタル・リマスター『レッド・ツェッペリンII』には「胸いっぱいの愛を」の未発表音源も収録されているが、この音源には、<Whole Lotta Love…>というおなじみのジミー・ペイジのコーラスが入っていない。それは何故なのか、またこの音源はどのような過程で生まれたものかといった経緯も番組に向けて詳しく話している。

「あらゆるトラック録りの時もロバートはずっと歌い続けていた。それがあったからこそ、ギターとドラムで曲をギリギリまで盛り上げ、濃い陰影を付けていくことができたんだ。今回リリースする音源を聴くと、ロバートの声とボーカルの凄さがわかる。本当にスゴいんだ!」。

そんなロバート・プラントへのリスペクトが溢れる場面も、当番組の見どころのひとつだ。

●「SONG TO SOUL~永遠の一曲~」
2014年6月4日(水) よる11:00~11:54
■出演
ジミー・ペイジ
エディ・クレイマー(レコーディング・エンジニア)
リッチー・ヨーク(書籍「レッドツェッペリン・天国への階段」の著者)
クリス・ドレヤ(ミュージシャン)
ナレーション:磯部弘
■番組内容
ロック界の王者として、今なお絶大な人気を誇るレッド・ツェッペリン。「胸いっぱいの愛を」は、彼らの2ndアルバム『レッド・ツェッペリンⅡ』(1969リリース)の冒頭を飾る彼らの代表曲。多彩な音楽性を持つ彼らの楽曲の中でも、最もヘヴィでハードなナンバーとされ、ハードロックそのものの輝かしいアンセムにもなっている。アメリカではシングルもリリースされ、最高4位となる大ヒット。ロック界における彼らの存在を揺るぎないものとした。因みに、アルバムの方も、ビートルズの『アビイ・ロード』を破り、7週連続1位を獲得している。曲のベースとなっているのは、ウィリー・ディクスンが書き、マディ・ウォーターズが歌ったブルース曲「ユー・ニード・ラヴ」。この曲を、彼ら独自の方法で、よりへヴィでラウドに展開させ、魔法のような曲が新たに誕生した。ジミー・ペイジの繰り出す鋼のごときリフをはじめ、メンバー4人の強靭なプレイが聴く者を圧倒する。アルバムは、ツアーの合間を縫い、各地のスタジオを転々としながら、少しずつレコーディングが行われ、ニューヨークのスタジオで最終のミキシングが行われた。番組では、スペシャル・ゲストとしてジミー・ペイジを迎え、曲が生まれた経緯について語ってもらった。また、エンジニアのエディ・クレイマーや、ミキシングに立ち会った伝記作家のリッチー・ヨーク、バンドの結成を間近に見守ったクリス・ドレヤらを訪ね、名曲誕生の背景を探っていく。
■スタッフ
プロデューサー:林田啓佑(BS-TBS) 寺内重孝(TBSビジョン)
ディレクター:寺内重孝(TBSビジョン)


◆「SONG TO SOUL~永遠の一曲~」オフィシャルサイト
この記事をポスト

この記事の関連情報