マイケル・ジャクソン、ホログラムになってパフォーマンス
5月18日(日)に行われたビルボード・ミュージック・アワードで、マイケル・ジャクソンがホログラムになってパフォーマンスを披露した。マイケルは金のジャケットに白いTシャツ、赤いパンツ姿で画面に登場し、ダンサー達と共に新曲「スレイヴ・トゥ・ザ・リズム」でダンスやムーンウォークを見せた。番組の監督兼プロデューサーであるラリー・クラインは「あなた達はマイケル・ジャクソンがパフォーマンスをしていた場合とまさに同じ魔法を目にしているのです」とコメントした。
◆マイケル・ジャクソン画像
今回のプロジェクトに取り組んだマイケルの振付師を務めていたタラウエガ兄弟は、「典型的な」マイケルをファンに届けたかったようだ。リッチ・タラウエガは「俺たちはマイケルのダンスの動きについて、いつもと違ったことをする必要がないと分かっていたから、マイケルの世界に留めたんだよ。ただマイケルのステップを少し組み替えるだけで、違ったものに見えるんだ。同じ言語でありながらも、方言をつけたってことさ」。そしてトーン・タラウエガは「あれは典型的なマイケルであって、俺たちはそれにちょっとひねりを加えただけさ」と続けた。
プロデュースを務めたディック・クラーク・プロダクションズは会場となったラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナの後方に特別ステージを設置し、1991年作『デンジャラス』のアートワークをモデルにしたセットでマイケルが王座から立ち上がってかの有名なステップを見せる中、ダンサーたちがステージを駆け巡った。
このパフォーマンスに向けては、振り付け、撮影のほか、実現に向けての新技術の開発などを含め、何か月にも渡る製作期間を要したという。クライン氏は「我々はこのことについてここ5カ月ほど話し合っていて、まだ開発途中である技術についても話していました」「存在しないものについて話をするのは不思議な気分でした」と語っている。
この記事の関連情報
マイケル・ジャクソン『スリラー』40周年ドキュメンタリーがWOWOWで放送
英国ラジオ局のリスナーが選ぶベスト・ソング・ランキング、ジョージ・マイケルが5年連続1位
マイケル・ジャクソンのバイオグラフィ映画、マイケルの甥が主演に抜擢
クイーン「ボヘミアン・ラプソディ」を監督したMV制作の先駆者、ブルース・ゴワーズが死去
全米アルバム・チャート、テイラー・スウィフトの『Midnights』が4週目の1位
デヴィッド・ボウイ、亡きミュージシャンの長者番付で1位に
マイケル・ジャクソン、『スリラー』40周年記念盤に未発表デモ&レア音源を含む全10曲追加収録決定
マイケル・ジャクソン、『スリラー』40周年記念盤の発売決定
ザ・ストラッツ、パリス・ジャクソンとコラボした新曲の音源公開