【イベントレポート】ONE OK ROCKドキュメンタリー映画、プレミア上映で絶叫「私たちはONE OK ROCKが大好きです!」
5月8日(木)TOHOシネマズ 六本木ヒルズ スクリーン7にて、映画『FOOL COOL ROCK! ONE OK ROCK DOCUMENTARY FILM』の日本最速プレミア上映が行われた。ONE OK ROCKのドキュメンタリー映画だ。
◆プレミア上映画像
この日、舞台あいさつに監督・撮影・編集を務めた中野裕之が登壇した。本作は、2013年に行われたアジアと初のヨーロッパツアーとなるONE OK ROCK 2013" Who are you??Who are we?? " TOURへの完全密着取材を敢行し、1か月半に渡り11カ国12公演を駆け抜けた彼らの足跡を綴った作品だ。
本編上映中は、スクリーンに映し出された熱狂のライブ映像に合わせてリズムをとりヘッドバンキングをするなど、観客それぞれが思い思いのスタイルでONE OK ROCK初のドキュメンタリー映画を楽しんでいた。
満員の観客席からの大きな拍手の中、上映終了後、中野裕之監督による舞台挨拶がスタート。一ヵ月半の間メンバーとともにアジア、ヨーロッパを回った思い出や映画のみどころが語られた。
中野裕之監督:今日は、こんな大きな映画館でこの映画を観ていただいてありがとうございます。舞台挨拶というとONE OK ROCKのメンバーもいて欲しい…と思う人もいると思うんですが、やっぱりロッカーはこういう所に立ってちゃいけないと思うんですよ。ロックをやっている人はやっぱり演奏しているところが一番カッコいいですからね。こういう音楽ドキュメンタリーは、大体曲が途中で切られるじゃないですか。僕はそれが絶対に嫌だったんです。少し前の時代なら、日本人のアーティストが海外のライブハウスを満員にするなんて考えられない事だったんですよ。観客がいたとしても、日本から来たファンクラブの人がほとんどだったり…。でも、ONE OK ROCKのチケットは、現地で売り切れてしまうんですよ。海外ではONE OK ROCKのCDが買えないのに。みんなyoutubeで見て、ONE OK ROCKを好きになっているんです。今、まさに現在進行形で世界に向かっているバンドなんですよね。これから、もっともっと凄いことになると思いますよ。
──監督にとって、ONE OK ROCKとは何ですか?
中野監督:“バカカッコイイ”ロックバンドですよ。見てて楽しい、動きが激しい、ロックバンドですよね。普通のバンドのライブだと、ボーカルは、中央に立っていることが多くて、2~3曲激しく動く曲があるぐらいですが、ONE OK ROCKの場合は、15曲演奏するとしたら13曲は(ボーカルの)takaが舞台を右へ左へと激しく動きますからね。
──映像になっていない、とっておきのエピソードなどあったら聞かせてください。
中野監督:あんまり無いですね。(メンバーは)全てをさらけ出していますからね。ツアーはあまりにハードなスケジュールだったので、メンバーは外に出歩く時間もほとんどないし…。僕自身、とても辛かったので、メンバーに「キツくない?」と聞いたのですが、皆平気だと言っていましたよ。これまでも厳しいツアーを体験しているメンバーですからね。
──(海外からの留学生の方の質問)ロンドンでのライブに参加しました。この映画は、ヨーロッパの観客の情熱が伝わる作品で嬉しいです!ヨーロッパのファンの気持ちがそのまま映像になっています。ところで、ロンドンでスタッフの方にメンバーへのプレゼントを預けたのですが、きちんと届いていますか?
中野監督:ちょっと僕は分からない…(苦笑)、全部きちんと届いていますよ。
舞台挨拶の途中、中野監督はカバンから愛用の一眼レフデジタルカメラを取り出し、「これでこの映画を撮影したんですよ」と突然客席にレンズを向けた。劇中、パリでのライブの時に、現地のファンが、一生懸命に日本語で「私たちはONE OK ROCKが大好きです!」と叫ぶシーンを再現し、ONE OK ROCKのメンバーに見せたい!と監督が提案し突然撮影がスタート。「パリの観客に負けないで(笑)!」と中野監督が盛り上げ、それに応えて観客は大きな声で「私たちはONE OK ROCKが大好きです!」と叫ぶ一幕もあった。
後半では、熱狂のライブの感想や質問に丁寧に答えつつ、自身も観客に「どのシーンが好き?」「どの曲が好き?」と質問を投げかけ、ONE OK ROCKのファンと監督が語り合う貴重な機会となったようだ。
最後に行われたマスコミ向けのフォトセッションでは、中野監督のアイディアにより、観客席の皆をバックに撮影を実施。観客の皆さんは、誰からともなく、劇中でメンバーがシンガポールでの記者会見時にとったポーズを全員で決めてマスコミ陣の撮影に応え、大盛り上がりで舞台挨拶は終了となった。
映画『FOOL COOL ROCK! ONE OK ROCK DOCUMENTARY FILM』
監督・撮影・編集:中野 裕之
配給・宣伝:日活
(C)2014 『Fool Cool Rock! 』製作委員会
www.fool-cool-rock.com
5月16日(金)より3週間限定公開
この記事の関連情報
ONE OK ROCK、AIが人間の知能を上回った世界を映像化した「Dystopia」のMV公開決定
ONE OK ROCK、約19万人を動員したワールドツアーファイナル完遂
由薫 × ワンオクのToru、デジタルコンピ『YU-KA & Toru works 2022-2024』を配信
【ライブレポート】ONE OK ROCK、まったく違う心と顔を持つ人間たちをひとつにする音楽
【ライブレポート】ONE OK ROCK、最大規模のワールドツアー開幕
ONE OK ROCK、新曲「Delusion:All」ミュージック・ビデオ解禁
ONE OK ROCK、7月12日にシングル「Delusion:All」リリース
【ライブレポート】ONE OK ROCK、3日間にわたる対バンライブ最終日はVaundyとコラボ
【ライブレポート】ONE OK ROCK & Awich、ジャンルを越えた一幕