Native Instrumentsからモジュラー式マルチエフェクトシステム「MOLEKULAR」、35種のエフェクトと無限のルーティングでエフェクトシステムを自作
Native Instrumentsは、「REAKTOR 5」または無償提供の「REAKTOR 5 PLAYER」で使用可能なモジュラー式エフェクト・システム「MOLEKULAR」の発売を開始した。
「MOLEKULAR」は、ドイツのオーディオDSPイノベーターであるZynaptiqの協力のもと構想、制作されたエフェクト・システム。斬新でクリエイティブなサウンド・マニピュレーションのための高品位エフェクトを35種類搭載。モジュラー設計によりこれまでになく柔軟にルーティングを行なえるのが特徴だ。また、モーフィング・フィールドを利用すると、エキサイティングで多様なパフォーマンスが可能になる。
「MOLEKULAR」には最大4つのエフェクトモジュールを操作できるスロットを用意。ほぼ無制限にルーティングすることができるので、これまでにはなかったエフェクト・アレンジが可能。また、モジュールにはピッチ/リゾネーター・セクションが含まれ、これによりパーカッシブなサウンドをメロディックなアルペジオに仕立てることもできる。ディレイ、スタッター、グリッチの各モジュールを使えば、新しいリズム構造を作成したり、入力シグナルを色褪せた印象のサウンドスケープに変貌させることが可能だ。
サウンドの幅を広げてくれるのが、8つのモジュレーション・エフェクト。フランジャーやコーラスなどの定番モジュレーション・エフェクトから、風変わりなテクスチャーを生むピッチシフターなどの斬新なエフェクトが揃う。また、6つあるディストーション・エフェクトに含まれている16段階の波形フォルダーとDSPがシグナルのピッチをトラッキングして可変波形オシレーターをコントロール。サウンドをさらに微調整するための基本的なエフェクトも、もちろん搭載する。
「MOLEKULAR」が擁する16種類のモジュレーション・ソースはエフェクト・システム内のどのパラメーターにもルーティング可能。モジュレーターにはカスタマイズ可能なLFOとステップ・シーケンサーが4つずつ備えられ、シンプルな8分音符から複雑な変拍子のリズムまで、拍子のどの部分でも強調可能。さらに、アナログ・モジュレーターからインスピレーションを受けて制作されたトリガー・シーケンサーも搭載する。各シーケンサーには専用エンベロープとエンベロープ・フォロワーを備え、トラックにアクセントを加えたり、エフェクトに勢いをつけることも可能。また、ロジック・モジュールは、不規則的でオーガニックなフィーリングを音源の構造に組み込むのに役立つ。そして、周波数ベースのパラメーターは任意のスケールにクオンタイズでき、1つのモジュレーターを他のものにルーティングして、エキセントリックで変化し続けるモジュレーションを作り出すことができる。
モーフィング・フィールドでは、インタラクティブなディスプレイを利用してサウンドを劇的に変化させることが可能。スタートポイントを割り当て、4つのマスター・ミューテーションを指定、それらの間を簡単にリアルタイムでモーフィングさせることが可能で、エフェクトを使ったパフォーマンスの幅が大きく広がる。これらの要素はどのモジュレーション・ソースでもコントロール可能だ。「MOLEKULAR」には先進的な技術が満載されているが、その操作はとても簡単。エフェクトのプリセットも多く搭載されているので、すぐに音楽制作をスタートできるようになっている。
<動作環境>
REAKTOR 5 PLAYER(無償ダウンロード)またはREAKTOR 5最新バージョンが必要。
REAKTOR 5 PLAYERのシステム要件は以下のとおり。
・Windows:Windows 7またはWindows 8(最新Service Pack, 32/64Bit)、Intel Core 2 Duo または AMD Athlon 64 X2、2GB RAM(4 GB推奨)
・Mac:Mac OS X 10.7または10.8(最新アップデート)、Intel Core 2 Duo、2 GB RAM(4 GB推奨)
※RTASには非対応。ProTools 10のユーザーはREAKTOR/REAKTOR PLAYERのAAXバージョンの使用を推奨。
◆MOLEKULAR
価格:17,800円(NIオンラインショップ価格)
◆MOLEKULAR 製品詳細ページ
◆Native Instruments
◆BARKS 楽器チャンネル
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