【イベントレポート】星空に溶ける、HYのメロディ

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HYが楽曲提供したプラネタリウム作品『星の島で、恋をする 美ら海に輝く南十字星』の完成記念スペシャル・ライブが、2月25日(火)池袋サンシャインシティ噴水広場で開催された。

◆HY画像

沖縄県八重山諸島を舞台にしたこの作品は、HYのニュー・アルバム『GLOCAL』をフィーチャーし、このアルバムから全て選曲された。360度のドーム・スクリーンいっぱいに広がる映像と、HYの懐かしさと新しさを感じさせるハイ・クオリティなサウンドで、沖縄の風を思いきり感じられる壮大な作品に仕上がったという。

この日、大きな歓声の中シーサーが見守るステージにHYの5人が登場。オープニングではプラネタリウム作品や楽曲提供にまつわるインタビューが行われた。
名嘉俊(Dr)は「普段から沖縄に住んで、空、海、山、人情という部分を曲に書き上げてきた。楽曲と作品がマッチしていい感じ」と語り、新里英之(Vo)は「このプラネタリウムのおかげで、これが自分たちの作った歌かと思うぐらい何倍にもステキになった。」と感激の表情を見せた。

また、作品について「全部が見どころ」と話す仲宗根泉(Key&Vo)は「自分たちの曲と星を見ていると、もう涙が出た」と、沖縄の星空と彼らの音楽が溶け込み一体となった時空間に感極まった様子だ。許田信介(B)は「思った以上にすごくリアル。沖縄に一日も早く帰りたくなった」と述べ、プラネタリウム初体験という宮里悠平(G)は「沖縄でこんなに星座が見えると知ったので、また沖縄で見てみたい。」と、それぞれの想いを沖縄の星空へ馳せていた。

トークの後は待ちに待ったHYのライブへ突入。ライブ定番曲の「AM11:00」が始まるやいなや、地下1階のフロアから地上3階の吹き抜けバルコニーまでも埋め尽くした1500名ものファンの熱気が立ちこめていく。続いて、新作アルバムから「エール」、そしてプラネタリウム海中シーンでも流れる軽快な楽曲「Have a ice day」をファンの前で初披露。「会いたい」の後、ラストを飾ったのは沖縄サウンド満載の楽曲「帰る場所」。エイサーの踊り手4人も加わり、ステージから観客へと沖縄の風が吹き抜けていく。場内が沖縄ムード一色に包まれる中、笑顔でスペシャル・ライブの幕が閉じた。

プラネタリウム作品『星の島で、恋をする 美ら海に輝く南十字星』はコニカミノルタプラネタリウム“満天”と“天空”の2館で2014年3月より上映予定とのこと。なお、HYの9作目となる新作アルバム『GLOCAL』は2月26日(水)にリリースされ、iTunes世界119カ国でも配信される他、2月28日(金)には台湾盤が発売される。さらに8月には台湾にて初ワンマン・ライブが決定し、彼らの拠点・沖縄から世界へ、よりローカルに、よりグローバルに活動は加速していくようだ。


9th ALBUM 『GLOCAL』
2014年2月26日発売
初回限定盤(CD+DVD)UPCH-9924 2,800円(税抜)
通常盤(CDのみ)UPCH-1965 2,200円(税抜)
1.会いたい
2.オーレ
3.無理な願い
4.言いわけ男と愛して女
5.恋の花びら
6.昔の人よ
7.Have a ice day
8.あなたみたいに
9.帰る場所
10.エール

◆HYオフィシャルサイト
◆コニカミノルタプラネタリウム・オフィシャルサイト
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