AA=、＜TOUR #4＞ファイナル公演が配信限定アルバムでリリース

2月9日、AA＝が全国ツアー＜AA= TOUR #4＞のファイナル公演を恵比寿リキッドルームにて行なった。

2013年11月と12月に、2つの方向性を打ち出したオリジナルスプリットアルバム『#』『4』を連続リリースしたこともあり、この日を待ちに待っていたオーディエンスで会場は埋め尽くされ、チケットはソールドアウト。開始前から押さえきれないファンの興奮が会場を充満し、異様な熱気を放つ。そんな中、オリジナルスプリットアルバム『#』の1曲目に収録された「DRONE」をライブ初披露するというファイナル公演らしいスペシャルな幕開けでライブはスタート。空の映像とTAKESHIの人影が照明によって映し出されたスクリーンの模様から轟音が鳴ると、スクリーンの後ろに待ち構えていたAA=メンバー4人が登場。オーディエンスのボルテージは一気に上昇した。

ステージセットは、まさに怒涛の展開。最新作『#』『4』の収録曲を中心に全23曲、締めくくりの「PEACE!!!」まで完璧なグルーヴで演奏しつくした。

最後に、MCで上田剛士は「『#』『4』では自分の過去を振り返ってみたりもして、良いことも悪いことも色々あったなと改めて思ったけど、AA＝を始めて、本当に良かったなと思ってます！いつも俺等のことを待ってくれているみんなのおかげです。ありがとうございます！」「またすぐ、みんなで集まろうぜ！」と、リキッドルームに集まった満員のオーディエンスへの感謝を告げ、そしてライブは終焉を迎えた。

と、思いきや、さらにオーディエンスを大いに驚かせた重大発表が用意されていた。熱気が籠った会場から外に出た瞬間、目を見張る光景が。会場の壁面のいたるところに、

「!!!NEWS!!!　AA=　配信限定アルバム　Live #4　at LIQUIDROOM 20140209　4月9日(水) リリース」

と、この日のライブの模様が収録されるライブアルバムのリリース発表が待っていたのだ。その告知に会場に来たファンの気持ちはさらに昂ぶることとなった。

2013年は、「WARWARWAR」「HUMANITY2」と世界観の異なる2曲の配信連続リリースから、パッケージを分けて出すという嗜好を凝らしたスプリットアルバムの連続リリース。また、UStream番組等メディアに多く登場したかと思えば、BiSやBABYMETALといったアイドルグループへの楽曲提供など、想像を超える探求性の高い活動は、多くのファンを楽しませたに違いない。そんな中で、次なるリリースとなる『Live #4 at LIQUIDROOM 20140209』。こちらの詳細も、非常に興味深いところだ。

photo by yoshiharu ota / miku nakajima