コルグからUSB MIDIコントローラー「taktile」&TRITON音色内蔵の「TRITON taktile」登場

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コルグは、1月24日、アメリカ・アナハイムで開催されたWinter NAMM Show 2014において、USB MIDIコントローラー「taktile(タクタイル)」と、KORGミュージックワークステーションのベストセラー「TRITON」の音色を内蔵したコントローラー「TRITON taktile」(トライトン・タクタイル)を発表した。

◆コルグ「taktile」「TRITON taktile」拡大画像

■USB MIDIコントローラー「taktile」


「taktile」は、鍵盤に加えタッチ・パッドやトリガー・パッド、各8つのスイッチ/スライダー/ノブを備えたUSB MIDIコントローラー。USBケーブルを接続するだけで電源オン、主要なDAW/シーケンサーに対応し、カンタン設定で音楽制作がスタートできる。25/49鍵の2モデルをラインナップする。

鍵盤はスタイリッシュかつ存在感のあるデザインに、「KingKORG」や「KROME」などのシンセサイザー/ミュージック・ワークステーションで使われている、弾き心地抜群のセミ・ウェイテッド鍵盤を採用。ライブでのリアルタイム演奏にも対応するポテンシャルを持つ。

豊富なコントローラーで注目はタッチ・パッドだろう。「Kaossilator」でおなじみのタッチ・スケール機能を搭載。適当になぞるだけで、設定したキーとスケールに沿ってメロディを自動生成できるので、音楽知識や鍵盤演奏の経験がなくても、シンプル&気軽な操作で次々と音楽的なフレーズを演奏できる。さらに、50種類ものリズム・パターン付きアルペジエータ機能も搭載し、ソフトシンセ音源をまるで「Kaossilator」のように指1本で演奏できる。さらにタッチ・パッドは、USBマウスとしても使用可能。2本指での上下スクロールや、タップ操作によるクリックもOK。一時的にマウスを使いたい場合は、タッチ・パッドの機能を切り替えるだけ。音楽製作の流れを止めることなく効率よく作業が行える。

パネル右側に並んだトリガー・パッドは、ベロシティ対応で、ドラムやパーカッションの打ち込み時にダイナミックな演奏をそのまま生かせる仕様。さらに設定したキーとスケールに沿ってコードが自動的に設定されるコード・スケール機能も搭載。タッチ・パッドのタッチ・スケール機能やアルペジエーターと組み合わせて、あっという間に曲を完成させることも可能。自分で弾いたコードも設定できるのも便利だ。A/Bの2つのバンクが用意されるが、2種類のLEDの使用で見た目の機能を両立しているのもポイントだ。

このほか、MIDIコントローラーとしての基本機能は網羅。スライダーやスイッチ、トランスポートなど必要なコントローラーはすべて搭載し、簡単セットアップですぐに音楽製作をスタートできる。また、人気の音楽ソフトウェアがすぐに楽しめる「ライセンス/ディスカウント・クーポン」のバンドルも見逃せない。「KORG M1 Le」のほか、「EZDrummer Lite」(Toontrack)、「Ultra Analog Session」(AAS)、「Strum Acoustic Session」(AAS)、「Lounge Lizard Session」(AAS)、「Ableton Live」ディスカウント・クーポン、DAWソフト「Reason Limited」(Propellerhead)など、総額約7万円相当が付属する。

◆taktile-49
価格:オープン (市場予想価格 30,000円前後)
◆taktile-25
価格:オープン (市場予想価格 20,000円前後)
発売日:2014年2月上旬予定


■伝説のワークステーションTRITONの512音色すべてを内蔵した「TRITON taktile」


「TRITON taktile」は、「taktile」同様の鍵盤/コントローラーに「TRITON」の音色を内蔵したモデル。こちらも49鍵と25鍵の2モデルがラインナップされる。

音源は、KORGミュージック・ワークステーションのベストセラー「TRITON」に搭載されていた512種類ものプログラム音色を、taktile用にチューニングして内蔵(TRITON のPCM 波形をベースに調整されたプリセット音源で、一部のパラメーターのみエディット可能)。お気に入りの音色を16個まで登録し、スイッチ一発で呼び出せる。もちろん、コンピューターから「TRITON taktile」を外部音源モジュールとしてUSB MIDIで制御することも可能。音楽製作環境のパワーアップにもうれしい仕様だ。

「TRITON taktile」は、どこにでも持ち出せる小型軽量のシンセサイザーとしても魅力的だ。電源オン後、起動時間を待たずにすぐ弾けるため、思いついたアイディアを内蔵音源ですぐに確認したり、練習や気分転換に少し弾きたい場合などに便利。また、パソコンにつながなくても、ACアダプターやモバイルバッテリー(別売、USB2.0 企画準拠で DC5V550mA以上のもの)を使えばスタンドアロンで動作可能。単体の小型軽量シンセサイザーとして、机の上にとどまらず、スタジオやライブステージなど、どこにでも持って行ける。

◆TRITON taktile-49 オープン・プライス (市場予想価格 \40,000前後)
◆TRITON taktile-25 オープン・プライス (市場予想価格 \30,000前後)
発売日:2014年3月上旬予定



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