ジョン・レノン・マカラー、賞賛の声続々と
ボブ・ディランにあこがれてギターを手に取ったジョン・レノン・マカラー、彼のデビュー・アルバム『ノース・サウス・ディヴァイド』が1月22日に発売となった。15歳とは思えぬブルース・フィーリング溢れる力強い歌声と、ボブ・ディランやドノヴァン、果てはジャンゴ・ラインハルトをも意識したというルーツに根ざした豊かな音楽性に、各方面から賞賛の声が寄せられている状況だ。
◆アラン・マッギー、ジョン・レノン・マカラーを語る
ジョンが14歳の時に出会い、自らのプロデュースでデビューに導いたアラン・マッギーは、「初めてジョンを見た時、若い頃のポール・ウェラーやジョー・ストラマーと同じ匂いを感じたんだ。パッと見は格好つけた子どものようだけど、その中には知性と怒りが隠れている。」と語っている。またビリー・ブラッグは「ようこそ、新しい怒りの音楽!」とツイッター上でシンパシーを表明、またコートニー・ラヴは「ディランよりディランっぽい15歳って…いったいこの子何者?」と、驚きを隠さない。
もちろんジョンの親世代ミュージシャンたちからの賞賛だけではない。同年代のミュージシャンからも熱いコメントが寄せられている。ジョンがデビュー以前にサポート・アクトを務めたザ・ストライプスのメンバーとは、年齢が近いこともありすぐに意気投合。ギターのジョシュ・マクローリーは、「こんなに力強く熱いルーツ・ミュージックを歌ってる奴がいるなんて本当に素晴らしいよ。見逃すな!」と、新世代ミュージシャンの同志を称えている。
『ノース・サウス・ディヴァイド』日本盤には、UK盤全12曲に加えボーナス・トラックとして、UKで7インチシングルのB面として収録されたボブ・ディランのカバー「戦争の親玉」、未発表オリジナル曲「シー・シングス・ザ・ブルーズ」の2曲が追加収録されている。
photo: Andrea Vecchiato
『ノース・サウス・ディヴァイド』
2014年1月22日発売
VICP-65206 2,100円+税
※日本盤ボーナス・トラック 2曲収録
◆ジョン・レノン・マカラー・オフィシャルサイト