シガー・ロス等を手がけるプロデューサー、デス・ヴェッセルの新作を語る
2月19日(水)に日本先行発売されるデス・ヴェッセルのニューアルバム『アイランド・インターヴァルズ』から、ヨンシー(シガー・ロス)との共作&ボーカル参加曲「Ilsa Drown(featuring Jonsi)」に続いて「Mercury Dime」の楽曲試聴が公開された。
◆デス・ヴェッセル 画像、楽曲試聴
前述のとおり、ヨンシー参加ですでに各方面で話題となっているジョエル・シボドーのソロ・プロジェクト、デス・ヴェッセル3枚目のニューアルバム『アイランド・インターヴァルズ』は、アコースティックを基調とした神秘的で美しい旋律とピュアなボーカルが絡み合うサウンドが極まった珠玉の一作だ。その話題作から新たな楽曲「Mercury Dime」の試聴が公開されたので、デス・ヴェッセルの美メロでエモーショナルな世界を未体験の方は今すぐチェックしてみよう。
そして、今作のプロデューサーを担当したアレックス・ソマーズより、『アイランド・インターヴァルズ』制作秘話を語るコメントが到着した。ヨンシーのパートナーであり、シガー・ロスの作品等を手がける敏腕プロデューサーとデス・ヴェッセルにより、アイスランドにあるアレックスのスタジオでレコーディングされた『アイランド・インターヴァルズ』の興味深い背景をぜひご一読あれ。
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『Island Intervals』は二年にも渡る歳月を経て誕生した。Joelがレイキャビクにある僕のスタジオに4回に分けて来てくれて、それぞれ一緒に曲作り、レコーディング、その後の様々な実験的作業、そして最後にミックスという感じで進めていった。僕らはそれぞれ納得いくまでセッションして、その後にもっと時間をかけて作品に磨きをかける作業をやったんだ。“Island Intervals”ってタイトルに恥じないようにね。
僕がJoelに会ったのは2010年の春、Jonsiとツアーをまわってた頃だった。僕の友人のJohn BestがDeath Vesselをサポートバンドとして起用するのがいいよ、って勧めてくれたんだけど、ホント正解だったよ! いまでも覚えてるのは、Joelが(サポートを勤めたツアーで)毎夜プレイするのが聞こえてはいたんだけど、それを一度ちゃんと目にした途端、ビックリしたんだ。すごく個性的で素晴らしい歌声が、ロングヘアーの黒髪の彼の、あの華奢な体から出てくるなんてね。彼はまさにオリジナルだったよ。彼はホント彼でしかありえないし、それをまさに歌声で体現してると思う。(彼をサポートに据えた)ツアーが進むに従って、僕らは友人になり、そして僕はJoelに伝えたんだ。2、3杯飲んだ後にね。僕が彼の次回作がどんなサウンドになるかイメージ出来たらいいなとか、彼と音楽制作を一緒にやれたらどんなに素晴らしい事か、それに彼の歌声をまた別の音楽的手法で聴けたらいいな、って。ホント彼と一緒にこのアルバムを作ったなんて夢みたいな話だよ!
楽しんで聴いて。
Alex Somers
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『アイランド・インターヴァルズ』
2014年2月19日(水) 日本先行発売
TRCP-150 \2,000(税抜)
※ボーナス・トラック収録予定、解説・歌詞対訳付
1.Cult Of Love
2.Evil Blooms
3.Rimbaud Eyes
4.Are You Okay
5.Too True To Be Good
6.In The Wake Of You
7.Lost Boys And Girls Club
8.Little Minx
9.Under These Hands
10.Trouble Is My Name
※プラス、ボーナス・トラック
◆デス・ヴェッセル オフィシャルサイト(海外)