【イベントレポート】映画公開、プー・ルイ「棒読み過ぎると言われながらもがんばりました」

ポスト

1月11日(土)より公開となった映画『アイドル・イズ・デッド -ノンちゃんのプロパガンダ大戦争-』の舞台挨拶が開催され、BiS(プー・ルイ、ヒラノノゾミ)、三浦透子、柳英里紗、金子沙織、國武綾、大島葉子、三輪ひとみ、水澤紳吾、加藤行宏監督と総勢10名のキャスト・スタッフが勢ぞろい、立ち見席も含めチケットは完売し大盛況となった。

◆BiS画像、映画『アイドル・イズ・デッド -ノンちゃんのプロパガンダ大戦争-』予告編映像

ヒラノノゾミ:感慨深いです。1(『アイドル・イズ・デッド』)を観ていなくても、BiSを知らなくても楽しめると思うので、このパラレルワールドさを楽しんでいただけたらと思います!

プー・ルイ:プー・ルイ本人役でした。劇中でも普段と変わらない風に作っていただいているのに、演技が棒読み過ぎると監督にずっと言われながらもがんばりました。

加藤監督:撮影したときは4人いたBiSですが、壇上にいま上がっているのは2人で…(※他2人テラシマユフ、ミチバヤシリオは脱退)。PART1の時BiSを知れて、続編である本作のほうが、あてがきもしやすく、やりやすかったです。ノンちゃんを主演に選んだのはポテンシャルを感じたのと、PART1の演技が評判よかったので。初日を迎えられ、感無量です。プロットを作りはじめてから公開まで1年半かかりました。ラストのライブシーンにすべてをかけて、実際のBiSのライブを、部分的にでも超えられないか?という意気込みでつくりました。自信はあるので、皆さんラストまで見届けてください。

プー・ルイ:2で終わるんですか?

加藤監督:本作に、お客さんがいっぱいきてくだされば『PART3」は、ありえます。

柳英里紗:1を観て作品とBiSちゃんのファンになったので、2で呼んでいただけてとてもうれしかったです。アイドル役も、悪役も、今まで演じたことの無い役柄だったので、色々と考えて演じました。

三浦透子:脚本をいただいたとき監督から、理解しなくていいから思いっきりやって欲しいといわれたので、全力でやりました!

金子沙織:私も前作を見ていて、BiSちゃんとは別の形で共演したことはあったけれど、今回映画でご一緒できてうれしいです。アクション、そしてこうした非現実的な作品をやらせていただいたことが無かったので、全力でやりました。

國武綾:謎の役なので、上映前には、あまり話せませんが、出演も急遽決まって、過酷でした!拉致されて、気がついたらスエットを着ていて、深谷にいくことになり、踊りを踊っていて…予想していなかったことが次々起きた楽しい現場でした。

大島葉子:元アイドルの役ということで、ノンちゃんとの絡みとか、ものすごいアクションシーンもあります。歌も踊りもよくて、ライブシーン凄い良かったですね。初モッシュがしんどかったですけど(笑)。

三輪ひとみ:結構激しい役でしたが、楽しくやらせていただきました。現場では若い子たちが楽しそうにワイワイしている姿が、娘みたいで微笑ましく見ていました。

水澤紳吾:BiSファンの皆様、明けましておめでとうございます。そして、公開おめでとうございます。1も過酷でしたが、あの時、撮影現場のトイレをプー・ルイが洋式便所だって喜んでいたのが印象的です!

加藤監督:それ、たぶんユフちゃんですよ。

プー・ルイ:そこ一番間違えちゃダメ!

水澤紳吾:とりあえず、スクリーンから目を離さず観て下さい。


映画『アイドル・イズ・デッド -ノンちゃんのプロパガンダ大戦争-』
アイドルらしからぬ一見全裸のPVを発表、またファッションデザイナーのコシノジュンコが終身名誉メンバーに就任するなど、過激な活動で世間を騒がせて来た破天荒アイドルグループ”BiS”が主演を務め、同時代を生きる音楽×映画のコラボレーション映画祭『MOOIC LAB 2012』で「観客賞」を受賞した第一作『アイドル・イズ・デッド』は、海外の映画祭にも出品されるなど好評を博し、待望の続編制作が決定!『人の善意を骨の髄まで吸い尽くす女』が田辺・弁慶映画祭でW受賞を果たした新鋭・加藤行宏が一作目に続き、監督を務める事となった。
第2作となる本作には、悪徳企業「ハピネス電力」が自社宣伝のためにプロデュースする異色アイドル”エレクトリック★キス”が登場。その恐るべき陰謀計画に巻き込まれながらも、傷だらけで再結成を目指す”BiS”のメンバーの奮闘を、3.11以降の現代社会に向けたブラックユーモアをたっぷり交えて描いている。
キャストにはBiS=プー・ルイ、ヒラノノゾミ、テラシマユフ、ミチバヤシリオ(テラシマ、ミチバヤシは残念ながら撮影後に脱退)、エレックトリック★キス=三浦透子(『鈴木先生』『男子高校生の日常』)、柳英里紗(『チチを撮りに』『惑星のかけら』)、金子沙織(ex-バンドじゃないもん!)、水澤紳吾(『SRサイタマノラッパー』『ぼっちゃん』)、國武綾(『恋の渦』『サッドティー』)、大島葉子(『朱花の月』『ヘブンズ・ストーリー』)、三輪ひとみ(『捨てがたき人々』『発狂する唇』)など個性溢れる面々が集結。また本作は、『SRサイタマノラッパー』シリーズなど数々のインディペンデント映画を支えて来た深谷でオールロケとなる撮影が行われ、アイドルフェス顔負けの豪華セットに、350人以上のエキストラが駆け付け、圧巻のライブシーンが実現した。
ここ数年「戦国時代」と言われて来たアイドルブームももはやカオスと化した昨今、”アイドル”という概念を壊し続け、ここまで走り抜けて来たBiSのパラレルワールドとも言える本作。彼女たちでしか作り得なかった、笑って泣ける前代未聞のアナーキーなアイドル映画がここに誕生した。

この記事をポスト

この記事の関連情報