【インタビュー】Crack6、クリスマスに10周年ニューアルバム『6 elements』を発表!「僕らは5人だけど、キミをふくめてCrack6が成り立つ」
■アルバムが完成するまでにホントに大変なことがいろいろあったんです
■ジャケット撮影のときとか筆談でギャグを書いても今いち盛り上がらず(笑)
▲「6 elements」【初回限定盤】CTCR-14817/B
▲「6 elements」【通常版】CTCR-14818
JIRO 6:たぶんドラマーなので、ゴキゲンなリフとか考えるとロックンロールなノリになるんでしょうね。
TENZIXX:でも、JIRO 6の曲っていちばんリズミックだなって。ライヴのときに踊れる曲が多いですね。
MSTR:シチュエーションとしてはSHIGE ROCKSが隊長役ですね。シャウトもいい感じで。
SHIGE ROCKS:やらされたんです(笑)。
JIRO 6:今まではTENZIXXが主にコーラスをとってたんだけど、Uちゃんが入ってキレイめのハーモニーを歌うようになったので、SHIGE ROCKSにも歌ってほしいなって。
──うってかわって「コルネット」はU6の曲でキュンとくる音とメロディ。
U6:Crack6に加入して初めて作った曲ですね。デモはもう少しテンポがゆったりしていて、ギターロックとかフォーク寄りのテイストだったんですが、みんなのエッセンスが入って、気づいたらCrack6の色になってた。そういう体験を初めてして感動しましたね。歌詞は家族をテーマに書いたんですけど、MSTRにいろいろ話を聞いて書いて……。
MSTR:Uちゃんが俺の父親のことをいろいろ聞いてきて。
U6:メールで「どんな方だったんですか?」って。お父様が演奏していた楽器がコルネットだったということで、タイトルを付けたんです。
MSTR:もともとはトランペット吹いてたんだけど、年とってからはコルネットに持ち替えて。
──そんなエピソード聞くと、よけい切なく響きますね。「コルネット」から「追憶」への流れは切ないゾーンになってる。
TENZIXX:MSTRはこういう曲、得意ですね。
U6:今回のアルバムの曲を繋いだ動画がYou Tubeでアップされてるんですが、自分がやっているバンドのファンからも評判がいい。女のコが聴いてもグッとくる曲だと思います。
MSTR:途中で朗読みたいなのが入るんだけど、JIRO 6はレコーディングでそこにこだわってましたね。
JIRO 6:キメたローボイスで入れてほしかったんです。曲の核の部分なので、しっかり伝わってほしいなって。
MSTR:あと、ギターソロのラストの部分が自分の歌とユニゾンになるところが好きですね。今までやったことがないトライ。
──この曲に限らず、ギターソロと曲のマッチングがいいというか、“聴け”っていう主張と違い、融合してますね。
MSTR:ガキの頃はギターソロって主張する場って考えだったんですけど、今は曲のDメロを作るような感覚。恋愛ドラマに例えたら“ここでライバルが出演して盛り上がる”的な箇所がソロですよね(笑)。
──では、メロディアスかつ情熱的な「赤イ月光」は?
MSTR:この曲も今回のアルバムのテーマの1つですね。アレンジを試行錯誤しながら5人で話し合って。
JIRO 6:めちゃくちゃ時間かけましたね。
MSTR:それだけに完成度が高くて、急遽、この曲のPVを撮ってDVDに入れることにしたんです。確か、この曲の撮影のときに声帯をやられて俺の声が出なくなっちゃって。
JIRO 6:とりあえず歌いきったんですよ。PVだから、歌詞を間違えなければいいかな、と思ってたんですけど、そのあと、ホントに声が出なくなって。
MSTR:このアルバムが完成するまでにホントに大変なことがいろいろあったんですよ。ジャケット撮影のときとか筆談で、ギャグを書いても今いち盛り上がらず(笑)。
TENZIXX:でも、すごいスピードで喉が回復して、残りの歌入れも何とかなって。
JIRO 6:あと3日遅かったらアルバムはできなかった。ホントに緊迫したレコーディングでしたね。
MSTR:今、考えたら綱渡りでしたね。コーラスもシャウトはTENZIXX、「コルネット」と「追憶」のコーラスはUちゃんに歌ってもらったり、みんな色々やってもらい助かりました。
SHIGE ROCKS:トラックダウンのときもいろいろあって、最後の最後まで油断できないアルバムでしたね。
MSTR:LINEがこんなに活躍するとはね。
JIRO 6:そうなんですよ。最初はスタンプで遊んでるぐらいだったのに(笑)、だんだんピリピリしてきて。
MSTR:SHIGE ROCKSの機材トラブルでトラックダウンできなくなっちゃって、LINE上でJIRO 6とU6が“あれが原因なんじゃないですか?”とか。
SHIGE ROCKS:ホントにみなさんのサポートがあって乗り越えられて、そういう意味でも、よりバンドらしいレコーディングでしたね。それを聴いていただいて、ピュアって感想を最初にもらったのは何か伝わったのかなって。
──伝わってきました。音楽への愛があふれてる作品だなって。では、最後に東名阪ツアーに込める思いをお願いします。
MSTR:今回のアルバムはライヴを想定して作った曲たちなので、産声をあげて生まれてきたのがCDだとすれば、演奏することによって活性化して曲が1つの人格として動き出すのがライヴだと思うんですよね。なので、ぜひ、今のCrack6の世界を目撃してほしいですね。音楽の力ってスゴイと思うのはタイのムエタイの選手は自国の音楽をかけながら戦うと疲れるどころか、逆に気持ちが高揚してさらに良い試合ができるらしいんですね。音楽には人間を鼓舞したり、慰めたりする力がある。逆に言うと気持ちのないモノは伝わらない。今回のアルバムには自分たちの想いが詰まっているので、ぜひ、ライヴにも遊びに来てほしいですね。
TENZIXX:聴いてくれる人たちの暮らしにプラスの要素が加わるような……少しでも明るい気持ちになってくれたらと思ってます。U6が加入して、Crack6のバンド感も増したし、エンターティンメントのスピリッツも高まったと思ってるので、ぜひ。
U6:もともと僕はMSTRのファンで加入したんですけど、実際に一緒にやって思ったのはエンターティンメントに対して、すごくこだわりとプライドがあるということ。ぜひ、見たことがない人にも体験してほしいですね。面白さに関してはMSTRが保証してくれると思うので。
SHIGE ROCKS:お互いの人生の中、短い時間だけど、ライヴで何かを共有することってすごく大事なことだと思ってるんです。それができるのが音楽だと思ってますし……。個人的には衣装がもう少し軽くなってほしい(笑)。
MSTR:(笑)SHIGE ROCKSの衣装とメイクは年々ハードになってるからね。
JIRO 6:ライヴでは今のCrack6を感じてほしいですね。CDはそのためのパイプラインだと思うし、すごくいい作品ができたので、この曲たちでみんなで盛り上がりたいですね。
取材・文●山本弘子
「6 elements」
2013.12/25(水)発売
【初回限定盤】CD&DVD
CTCR-14817/B ¥3,900(tax in)
16Pジャケット仕様
【通常版】CD ONLY
CTCR-14818 ¥3,000(tax in)
20Pジャケット仕様
CD 収録曲(期間限定盤・通常盤 共通)
M1. Gloria
M2. 衝撃~ warning666 ~
M3. Crazy Sky
M4. Loveless
M5. We are Black6
M6. コルネット
M7. 追憶
M8. 赤イ月光
M9. シグナリズム
M10. KICK! (Crack6 with Ricky BRAND NEW WAVE Ver.)
DVD 収録内容
「赤イ月光」ビデオクリップ/「シグナリズム」ビデオクリップ/「Loveless」ビデオクリップ(特別収録)
<リリース記念インストアイベント>
2013年12月27日(金) ライカエジソン 原宿店
2013年12月28日(土) ライブ@O-WEST 終演後
2013年12月29日(日) ライカエジソン 新宿店
2014年1月4日(土) ライカエジソン 名古屋店他、名古屋 five Stars
2014年1月5日(日) ライブ@ 名古屋 ell FITS ALL 終演後
2014年1月11日(土) ・12( 日) ライブ@ 大阪 RUIDO
2014年1月13日(月・祝) ライカエジソン 大阪店、ZEAL LINK 大阪店
2014年1月18日(土) ZEAL LINK 渋谷店、タワレコ 新宿店
2014年1月25日(土) ZEAL LINK 高田馬場店
2014年1月26日(日) 池袋 ブランドX
・アルバムリリース 東名阪ツアー
<Crack6 10th Anniversary ワンマンTOUR 2013-2014 6 elements>
2013年12月28日(土) 渋谷 O-WEST
2014年1月5日(日) 名古屋 ell FITS ALL
2014年1月11日(土)・12(日) 大阪 RUIDO
チケット発売中
◆Crack6 オフィシャルサイト
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