大沢伸一選曲監修の大学講義CD『Music for instigator Compiled by Shinichi Osawa』発売

大沢伸一がインテリアデザイナー・片山正通による武蔵野美術大学特別講義のための音楽をコンパイルした公式CDを発売した。

インテリアデザイナー・片山正通が企画する、武蔵野美術大学での特別講義「instigator」。その講義の音楽は大沢伸一が担当しており、これまで、アートディレクター・佐藤可士和、元サッカー全日本代表選手・中田英寿、映画監督・本広克行、デザイナー・NIGO（R）といった著名なゲスト毎に楽曲をセレクトしてしてきた。

その講義が書籍となるタイミングに合わせて企画されたのが、大沢伸一 選曲監修によるオフィシャル・コンピ『Music for instigator Compiled by Shinichi Osawa』。今までセレクトした楽曲リストの中から、ジャンルレスに選曲しまとめた16曲。さらに書き下ろしテーマ曲「instigator theme」も収録する。

セレクトされたのは、SOHN、Kraak＆Smaak、Gorillazなど2000年代のダンスミュージック、1970年代後半～90年代からはEVERYTHING BUT THE GIRLのTracey Thornや、ニューウェイブ的なThe Durutti Column、Ambitious Lovers、60年代のBrigitte Fontaine。フォーキーなサウンドを奏でるDevendra Banhart、Peter von Poehl 、FEIST「1，2，3，4」の作曲者をメンバーに有するフィメール・アコースティック・トリオ・Seeker Lover Keeperなど。年代、ジャンル問わず多種多様な音楽をブレンドさせる大沢伸一の手腕。彼が幅広い見識と感性の持ち主であることを改めて認識させられるだろう。

なお、mixcloudにはこれまでの講義＃001～＃008までの選曲が、各回約1時間の音源としてアップされている。

また今回、“読む”と“聴く”というふたつの「instigator」の片山正通と大沢伸一、そして書籍の発売元であるCasa BRUTUS編集長・松原亨の3名によるトークイベントも開催が決定している。

「『instigator』（扇動者）の名にインスパイアされ、何も恐れず、自由に思いついた曲をどんどん重ねていくという方法でコンパイルしました。テーマ曲も同様、アブストラクトな音の作り方で、“目隠しをして油絵を描く”ように自分の好きな音を合わせ、それを一つの世界にしています。」── 大沢伸一

Instigator ♯002 selected by SHINICHI OSAWA by Music For Instigator on Mixcloud

Instigator ♯008 selected by SHINICHI OSAWA by Music For Instigator on Mixcloud

◆instigator 公式サイト