「チョコレイト・ディスコ」カバーも飛び出す土岐麻子 meets Schroeder-Headzライブ
土岐麻子 meets Schroeder-Headzが、2月14日と15日の両日、東京キネマ倶楽部にて追加公演となるツアーファイナル2daysを行なった。オフィシャルのレポートをお届けしよう。
◆<Toki Asako meets Schroeder-Headz TOUR 2014>追加公演 画像
渡辺シュンスケによるピアノ・トリオ編成のソロプロジェクト・Schroeder-Headz。土岐麻子 meets Schroeder-Headzは、2013年行なわれたJAZZイベント用に結成されたセッション的ニュアンスの強いコラボレーションだったが、ツアーを重ねるうちに今ではすっかりバンドとしての一体感を持ちつつあるようだ。この15日公演が“土岐シュロ”としては最終日ということもあり、前日からの大雪をものともせず、見逃すまいと集まった観客で会場は開演前から熱気に溢れていた。
濃紺のカンフーシャツで登場した土岐は、「今日が千秋楽。もう2度と “土岐シュロ” として演奏することはないかも(笑)、2度と会うこともないかも(笑)。」と語り、渡辺も「今日ははじけましょう!」と絶叫。
この日は、土岐とSchroeder-Headzそれぞれのオリジナル曲を“土岐麻子 meets Schroeder-Headz” スペシャル・アレンジ・ヴァージョンでパフォーマンスするだけでなく、数々のカバー曲も披露。DE DE MOUSEの「Baby's Star Jam」、複雑なリズムを圧倒的な演奏力で表現したブラジリアン・スタンダード「Skindo-Le-Le」、ジャズ・スタンダード「It Don't Mean A Thing」では観客とのコール&レスポンスで盛り上げ、バレンタイン・デーにちなんで本邦初公開となったPerfumeの「チョコレイト・ディスコ」をディスコ・アレンジで。そしてアンコールでは「山手線の中で2人で相談して決めた」というブレッド&バターの「ピンク・シャドウ」を絶妙のハーモニーで披露した。
そしてライブ中盤には「タイマン・コーナー」と名付けられた「土岐麻子VS各メンバー」によるデュエットコーナーが設けられた。玉木正太郎の超絶テクニックによるBass一本で歌われた「How Beautiful」、渡辺シュンスケのリリカルなピアノ伴奏による大貫妙子のカバー「都会」、千住宗臣のDrumsとのデュオでは熊本民謡「おてもやん」をDrumsの演奏だけで歌唱。各メンバーの個性が満ち溢れ、楽器と土岐の歌が火花を散らしながらも美しく寄り添うという、まさにガチな真剣勝負のパフォーマンスに観客は酔いしれた。
全20曲、2時間半にも及ぶパフォーマンスで土岐麻子 meets Schroeder-Headzのツアーは終了。この先再び“土岐シュロ”としてのライブや音源化があるのかどうかは未定とのこと。
Toki Asako meets Schroeder-Headz TOUR 2014
演奏曲目:
01. LINUS AND LUCY
02. Baby’s Star Jam
03. トーキョー・ドライブ
04. Smilin’
05. ロマンチック
06. heartbreak
07. 僕は愛を語れない
08. Sleepin’ Bird
09. Blue Bird
10. Skindo-Le-Le
11. How Beautiful
12. 都会
13. おてもやん
14. 杏仁ガール ~Far Eastern Tale~
15.. It Don't Mean A Thing
16. チョコレイト・ディスコ
17. Flamingo
<アンコール>
18. T.V.G ※newdays (14日)
19. Mr. Sandman ※Girls (You are so special)(14日)
20. ピンク・シャドウ
◆BARKSライブレポート
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