【イベントレポート】映画『愛しのフリーダ』日本最速上映会に、主人公のフリーダ登場
11月17日(日)映画『愛しのフリーダ』日本最速上映会が行われ、ライアン・ホワイト監督とともに、主人公のフリーダ・ケリーが登壇、トークショーが開催された。タレントを影で支える女性として爆笑問題らが所属するタイタン企画社長の太田光代も登場、多くのビートルズファンとQ&Aが交わされた。
◆トークショー画像
──それでは、みなさんお待ちかねのこの方をお呼び致しましょう。フリーダ・ケリーさん、そしてこの素晴らしい作品を届けて下さったライアン・ホワイト監督です。みなさん、大きな拍手でお迎えください。
フリーダ:今日はご招待頂きありがとうございます。日本にはずっと来たいと思っていたから、今日はとても嬉しいです。ありがとうございます。そしてここには沢山のザ・ビートルズのファンがいらっしゃっていると思いますが、ご紹介したい方がいます。1960年代からお付き合いのある、ビートルズファンクラブの日本の会員さんで、日本名は存じませんがスージーさんというお名前で今日会場にいらっしゃっているはずなので…。
※スージーさん起立、会場から拍手
──ありがとうございます。それではライアン・ホワイト監督、お願いします。
ライアン・ホワイト監督:今日の公開はアメリカをのぞいて、海外では日本で初めての公開となります。12月7日から公開になりますので、是非みなさん沢山の方に宣伝して下さい。
──ここで、素敵なゲストの方にご登場頂きたいと思います。フリーダさんがファンから秘書となって公私共にビートルズを支えたように、所属事務所社長として、また妻として爆笑問題を支え続けていらっしゃる太田光代さんです。
太田光代:今日は35年以上前のことを思い出して、こんな格好で来てしまいました(笑)。ザ・ビートルズのファンにならない人はいないですよね。1964年生まれなので、来日時は2歳だったんですが、リアルタイミングではないけどみんながビートルズに夢中だった時代です。フリーダさんはとてもピュアだなと思いました。私も事務所を立ち上げて、夫のコンビや他のタレントのマネージメントをしていますが、私はブライアンですね。戦略的に考える方(笑)。ビートルズの全盛紀を共にしたんだなと思うとスゴイですね。
──ブライアンに似ているということは癇癪持ちですか?
太田光代:それはうちの夫がよくネタにしてますけど…(笑)、癇癪ではないんですけどね、色々…(笑)。
──フリーダさんに何か聞いてみたいことはありますか?
太田光代:初めてビートルズの音楽を聞かれた時はどうでしたか?
フリーダ:全てに惚れました。ステージも音楽もファッションも、カリスマ性があり全てが素敵でした。
太田光代:当時のヘアスタイル、マッシュルームカットとか印象的でしたよね。
フリーダ:マッシュルームではなくビートルズカットです(笑)。日本ではマッシュルームというの?初めて聞きました!リバプールで広めます(笑)。
太田光代:私はタレントが夫なんですが…恋はしましたか?メンバーみんなが恋人でした?(笑)
フリーダ:…幸せな日々でした(笑)。みんなに恋をしましたけど、重なってはいないですよ(笑)。ずーっと嫌いになったことはないです。
太田光代:一番意地悪だったのは?
フリーダ:ジョンというと皆さん納得するかもしれないけど(笑)、その次はポールです。なぜならよくサインをお願いすると逃げちゃって。彼はすぐに女の子に会いにいっちゃうから。そんなこと言ったらいけないかもしれないけど、いいのよ。結婚しているんだから(笑)。
太田光代:ビートルズとの10年で辛かった事は?
フリーダ:ファンの手紙をその日のうちに片付けなくてはいけなかったこと。次の日も当然ファンレターが来る事が分かっていたから。
トークショーは終始笑顔が咲き乱れ、「もしメンバー4人のうちで結婚するとしたら?」と聞かれ、「4回結婚して、バツ4になるわ」とチャーミングなコメントで会場を楽しませてくれた。映画『愛しのフリーダ』は、12月7日(土)より角川シネマ有楽町ほかでロードショーとなる。
映画『愛しのフリーダ』
1961年、リバプール。17歳のフリーダ・ケリーは会社の昼休みに同僚に連れられてキャヴァーン・クラブへ出かけた。そこにいたのは地下の小さなステージで演奏する革ジャンを着た4人組。その音楽を聞いたフリーダは衝撃を受けた。これまで聞いたことの無い音楽だったのだ。何度も何度もクラブに通い、バンドメンバーとも次第に親しくなっていったフリーダ。そんなある日、バンドマネージャーのブライアン・エプスタインから「会社を作るんだ、秘書にならないか?」と声をかけられる。フリーダは自分が大好きなバンドのために働けるというだけで夢心地だった。ブライアンの父が経営する家電販売店の2階に構えたオフィス。その隣の物置を改装した部屋がフリーダの仕事部屋だった。毎日のようにオフィスに顔を出すメンバーたち。マネージャーに会う前にフリーダとおしゃべりするのが日課だった。確実な仕事ぶりと親しみやすさで信頼を得たフリーダは、やがてファンクラブの運営も任されることになる。ファンレターは日々増え続け、バンドはフリーダの想像を遥かに超える速度でビッグになっていった。
製作/監督:ライアン・ホワイト
製作:キャシー・マッケイブ
出演:フリーダ・ケリー
2013年/アメリカ、イギリス/86分/カラー/配給:KADOKAWA
Courtesy of Freda Kelly
12月7日(土)角川シネマ有楽町ほかロードショー
公式HP:freda.jp / 公式FB: https://www.facebook.com/freda.jp
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