【ライブレポート】奈良・平城宮跡でフリーライブ、山崎まさよし、さかいゆうが共演

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▲さかいゆう
▲山崎まさよし
奈良・平城宮跡で11月2日(土)から開催された<平城京天平祭・秋 2013>。最終日となる10日(日)に、山崎まさよし、さかいゆうが出演する完全フリーライブ<平城京天平祭・秋 悠久の調べコンサート FM802 PREMIUM STAGE>が開かれた。ライブは、平城宮跡の象徴的な建物である第一次大極殿をバックに、それぞれのソロパフォーマンスに加え、事務所の先輩後輩の間柄でもある2人の息の合ったセッションも実現。あいにくの曇り空だったが、家族連れなど、幅広い年代の音楽ファン約4,000人が足を運んだ。

◆<平城京天平祭・秋 悠久の調べコンサート FM802 PREMIUM STAGE>画像

FM802のDJ中島ヒロトの進行により、まずさかいゆうが登場。キーボードによる弾き語りスタイルで叙情的なサウンドを披露した。定評あるハートフルなメロディとハイトーンボイスで、10月に出したばかりのシングル「薔薇とローズ」、「音楽をするきっかけとなった亡き親友を思って歌います。みなさんは最愛の人を思いながら聴いて下さい」とのメッセージとともに歌った「君と僕の挽歌」など、4曲を情感たっぷりに歌い上げた。

山崎まさよしは、多彩な楽器を操るミュージシャン、中村キタロー&江川ゲンタとともにトリオ編成で出演。9月リリースの最新アルバム『FLOWERS』に収録されているボブ・マーリーのカバー曲「Redemption Song」を皮切りに、持ち前のブルージーかつ郷愁感に満ちた楽曲でオーディエンスの心をつかんでいく。ブルースハープ、アコースティック&エレキギターを演奏しながら、前半は「平城宮ということで雰囲気を考えた」選曲で郷愁感のある奥深い世界観を醸し出せば、後半はグルーヴィーな選曲で盛り上げるという趣向で、会場をひとつにしていた。

最後は、山崎まさよしトリオとさかいゆうによるセッションステージ。スティングの「Englishman in New York」をカバーしたほか、SMAPもカバーして大ヒットとなった山崎まさよしの「セロリ」も演奏。味のある山崎まさよしのボーカルにさかいゆうの絶妙なコーラスが絡むという、セッションならではの構成に会場は酔いしれた。最後の曲である「僕たちの不確かな前途」は、さかいゆうの4枚目のシングル曲であり、実際に山崎まさよしトリオがレコーディングに参加したこともあって、オリジナルメンバーでの披露が実現。最後の1曲で、それまで我慢していた空も雨模様となったが、オーディエンスは2人によるこの日だけのスペシャルなステージを楽しんていた。

この日の模様の一部は、11月11日(月)午後3時からのFM802の番組『THE NAKAJIMA HIROTO SHOW 802 RADIO MASTERS』内で放送された。

<平城京天平祭・秋 悠久の調べコンサート FM802 PREMIUM STAGE>
11月10日(日)13:00~
@奈良市・平城宮跡 第一次大極殿前 特設ステージ
出演:山崎まさよし、さかいゆう
MC:中島ヒロト
さかいゆう
1.ONE WOMAN
2.きみなんだ
3.薔薇とローズ
4.君と僕の挽歌
山崎まさよし
1.Redemption Song
2.月明かりに照らされて
3.やわらかい月
4.名前のない鳥
5.愛のしくみ
6.Flowers
7.アレルギーの特効薬
セッション
1.Englishman in New York
2.セロリ
3.僕たちの不確かな前途
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