松山ケンイチ主演映画『家路』の主題歌にSalyu

ポスト

家族の再生を震災後の福島を舞台に描いた、松山ケンイチ主演映画『家路』の主題歌にSalyuの新曲「アイニユケル」が決定した。作詞・作曲・編曲はプロデューサーである小林武史。

◆Salyu画像 & 映画場面写真

2014年3月1日(土)公開映画『家路』は震災の影響によって、故郷が“帰れない場所”になってしまった、先祖代々受け継いできた土地を失い鬱々と過ごす兄と、胸の奥に諦めと悲しみを抱えた母。そして20年近く前に故郷を出たまま、音信不通の弟。故郷を離れ、先の見えない日々が続く中、突然帰郷した弟が、バラバラになった家族の心を結びつけていく物語だ。

映画が公開される2014年にソロデビュー10周年を迎えるSalyuの、のびやかな歌声が日本の原風景である野山を舞台にした本作の映像とマッチし、味わい深い作品となっている。

  ◆  ◆  ◆

【小林武史 コメント】
カタカナにして、より記号化された、するしかなかった<あの場所>の表し方に倣うような気持ちで、この曲のタイトルを「アイニユケル」としました。
膠着していたものが、和らいでいくように、閉ざされていたものが、また繋がるように、そんなイメージを持って作りました。希望や願い、そして少しは意志も込めたつもりですが、Salyuが歌い上げた魂とともに、この映画の役に立てたらと思っています。

【Salyu コメント】
映画を拝見させていただき大変に感銘を受けました。新たな時代のヒューマニズムを強く触発しゆく力を持つ作品であると。そのエンディング曲となる楽曲”アイニユケル”。
音楽家の小林武史さんとの制作は、もう約15年ほど続けさせていただいていますが、具体的な意思を持つ言葉がタイトルと成った作品を頂くのは、これが初めてのことです。それを受けて、私は密かに驚くと共に、作者がこの作品に込めた意志や覚悟の様なものを知ることになりました。
この歌は、胸に強い決意や意思を抱くすべての人に、そこから始まるすべての挑戦に、心からの応援と、また深い敬意を示した作品です。メロディーの始まりに「キミに 会いに 行ける」とあります。決意が道を開いてゆき、その先でワタシを待つキミに、出会うことが待ちきれない!そのような想いを表現させていただきました。

  ◆  ◆  ◆

■『家路』
2014年3月1日(土)全国ロードショー
監督:久保田直
脚本:青木研次
企画協力:是枝裕和、諏訪敦彦
主題歌: Salyu「アイニユケル」(作詞・作曲・編曲:小林武史/TOY’S FACTORY)
音楽:加古隆
製作:『家路』委員会
企画・制作プロダクション:ソリッドジャム
配給:ビターズ・エンド
(C)2014『家路』製作委員会 WOWOWFILMS

◆Salyu オフィシャルサイト
この記事をポスト

この記事の関連情報