音楽見本市<TOKYO BOOT UP!2013>、11月8日(金)からスタート
「出会いと創造の場」を提供する音楽見本市<TOKYO BOOT UP!2013>が、11月8日(金)から2週間にわたって開催となる。2013年で4回目となる大イベントだ。
<TOKYO BOOT UP!>(以下TBU!)は、米・オースティンで毎年開催される世界最大の音楽見本市SXSW(サウスバイサウスウエスト)の日本版を実現すべく2010年にスタートしたもので、新宿の老舗ライブハウス MARZ、Motion、Marbleの3店を拠点として回遊する音楽イベントとなっている。
これまでに約300組のアーティストが出演し、延べ5000人の音楽ファン、業界関係者の動員を記録している。過去2年間で5組のSXSW出演者を輩出しており、渡航費用の一部助成も行うというアーティスト支援への取り組みを行う組織でもある。
2013年は2012年の1.5倍となる339組のエントリーがあり、ハイレベルなエントリーアーティストの中から、厳正なる審査を通過した78組がショーケースライブに出演する予定だ。
◆ ◆ ◆
TBU! を始めようと思ったきっかけ、それはSXSWを見て、その場を体感したことでした。
SXSWは、アーティスト・オリエンテッドなイベントであり、アーティストが出演を通してキャリアアップできるイベントだと感じ、それを日本でもやりたいと思ったのです。アメリカでは、「ミュージック・ディレクター」と呼ばれる人たちが、SXSWにアーティストを探しに来ます。映画や舞台、番組など、こういうタイプのアーティスト(曲)が欲しい、という明確な使用先をもって、そこにブッキングしていくマネージャーです。
日本でTBU!を開催することによって、日本のアーティストに音楽見本市に出るアクティヴィティを自分で工夫できるよう育成したいと思っています。プレスに対して、業界に対して、どのような心構えを持ち、埋もれることなくアピールしていくのか、音楽で食べていくためのビジネスマインドを育てたいのです。そのために当事務局では、年次事業としてのTBU!以外に、月に数本のアーティスト向けセミナーを実施しています。
楽曲制作やセルフプロデュースの他、自ら出演交渉を行い、バンを運転して地方巡業に出たり、ファンドなどで活動資金を募ったり、マスコミに対してPRを行ったりという、これまで分業化・担当化されてきたことを、今のアーティストは一手に自分たちの手で引き受けなければならない時代になってきています。
日本は世界で第二番目に大きな音楽マーケットであるにも関わらず、Conference(アメリカではeasy moneyと言われている)が根付かない現状があります。また、音楽見本市というイベントも、SXSWが11日間のチケット代が14万円するにも関わらず。日本では状況的にチケット代を高く設定できない風潮があって、採算が取れずに根付いていないという感じがあります。
TBU!2013はMusic DayとConference Dayによって構成されていますが、アーティスト・業界人・若い人たちをターゲットに、音楽活動で食べていくためのスキルと方法論をつかんでほしいと思っています。
「小さな音楽マーケット」という考え方をいつも言っているのですが、例えば、1人のファンが1組のアーティストに1年間で使うお金は1万円くらいだと仮定して、1000人のお客さんがいれば、年収1000万円になります。3000人なら3000万円。経費を引いた残りを、メンバーやスタッフと分けて、生活ができる規模で続けられれば、十分「音楽で食べていける」状況になるんですよね。
こういう風に「自立」した、新しいアーティストの生き方が、現在ぜひ必要になってきていて、実際そのように活動始めているアーティストも出てきています。TBU!は、アーティストが「音楽で食べていける」ためのヒントを提供できれば、と考えています。
TBU! 渡邉 10月18日(金)
◆ ◆ ◆
【Music Day】は、11月8・9・10日(金・土・日)の3日間、【Conference Day】は、11月16日(土)12:00~19:00に開催となる。【Conference Day】はアーティストの自立支援を一層強化することを目的に今回はじめて設けられたカンファレンスで、TBU!事務局の所在するビル複数フロアを貸切り、音楽関連のセミナー、ワークショップ、企業による新しい音楽サービスのプレゼン、カンファレンスからなる全25プログラムが繰り広げられる。多様化する音楽業界の現状と展望を、多角的にアプローチし斬新な切り口で紹介するという、アーティストにとって実に貴重な機会となるものだ。
自立した音楽活動を行うためのヒントを、ぜひここで見つけよう。イベント終了後はClosing partyも開催されるので、新たな出会いと交流の場としても有用な場となるはずだ。
<TOKYO BOOT UP!2013>
●Music Day
2013年11月8日(金)
OPEN 18:00 / START 18:35 / 終演:22:00(予定)
2013年11月9・10日(土・日)
OPEN 13:30 / START 14:00 / 終演:22:00(予定)
1日券(前売3000円/当日3500円、2ドリンク付)/3日間の通し券(前売5500円/当日6000円、3ドリンク付)
※中・高校生は、学生手帳の提示で無料にて入場可能(ドリンク代別)
会場:新宿MARZ / Marble / Motion 他
出演アーティスト:ARCHAIC RAG STORE / Bentham / birds melt sky / BUGY CRAXONE / counterparts / crockwork(新宿MARZ推薦) / crownshop / Cuckoo(クーク) / Drop's / ecke / ELECTRIC LUNCH / elena / Elflock goes mad / HIGH BONE MUSCLE / -jiji-(新宿MARZ推薦) / JOSY / Lapis Lazuli / Lighter190E / mama's bedroom / Marmalade butcher / Mayu Wakisaka / Merpeoples / mimiclick / momo / MONTBLANC / mothercoat / noodles / O'VALENCIA! / PeopleJam / POP CHOCOLAT / Proxyon / QOOLAND(渋谷club乙-kinoto-推薦) / re:last / spooky / strange world's end / Tequeolo Caliqueolo / The nonnon / The Rubies / toitoitoi / Tokyo Common Sense / ToySpeaker / UQiYO / wash?(下北沢CLUB251推薦)/ yeti let you notice / アマアシ/ 安頭 / 井上水晶-mia- / うぃっち / 海月ひかり(下北沢CLUB Que推薦) / 黒坂正二郎 / 軍艦オクトパス / 劇団鹿殺しRJP(下北沢SHELTER推薦)/ ザ・クレーター / ザ・コスモポリタンズ / シガテラ / シキサイパズル / 志磨参兄弟 / ショージロージュニア / スカーフ / 鈴木慎之介/ セプテンバーミー / 絶えずBEATしろ(新宿Motion推薦)/ 中野スペシャル / 日の毬 / ふじこ / 浮遊スル猫 / 星屑オーケストラ / ホテル飯島/ 真夜中ブランケット / みんなのうたバンド / 蟲ふるう夜に / メメタァ(新宿Marble推薦) / 山崎千裕+ROUTE14band / ユーノ(渋谷O-Crest推薦)/ 妖精達 / 理科室コーヒー実験ブレンド / リコチェットマイガール / 梨奈 (ABC.50音順、以上全78組)
●Conference Day
2013年11月16日(土)
12:00~19:00
※終了後Closing partyあり
会場:ティン・パン・バレー・タウンホール 東京都渋谷区渋谷2-9-13 AiiA ANNEX BLDG
・前売 一般:3000円/業界特別チケット 一般5000円(music day込)
・当日 一般:3500円/学生:2000円(フライヤー持参で1500円)
・TOKYO BOOT UP!2013エントリーアーティスト:1000円
◆TOKYO BOOT UP! 2013 特設サイト
◆TOKYO BOOT UP!オフィシャルサイト
◆TOKYO BOOT UP! Facebook
<TOKYO BOOT UP!>(以下TBU!)は、米・オースティンで毎年開催される世界最大の音楽見本市SXSW(サウスバイサウスウエスト)の日本版を実現すべく2010年にスタートしたもので、新宿の老舗ライブハウス MARZ、Motion、Marbleの3店を拠点として回遊する音楽イベントとなっている。
これまでに約300組のアーティストが出演し、延べ5000人の音楽ファン、業界関係者の動員を記録している。過去2年間で5組のSXSW出演者を輩出しており、渡航費用の一部助成も行うというアーティスト支援への取り組みを行う組織でもある。
2013年は2012年の1.5倍となる339組のエントリーがあり、ハイレベルなエントリーアーティストの中から、厳正なる審査を通過した78組がショーケースライブに出演する予定だ。
◆ ◆ ◆
TBU! を始めようと思ったきっかけ、それはSXSWを見て、その場を体感したことでした。
SXSWは、アーティスト・オリエンテッドなイベントであり、アーティストが出演を通してキャリアアップできるイベントだと感じ、それを日本でもやりたいと思ったのです。アメリカでは、「ミュージック・ディレクター」と呼ばれる人たちが、SXSWにアーティストを探しに来ます。映画や舞台、番組など、こういうタイプのアーティスト(曲)が欲しい、という明確な使用先をもって、そこにブッキングしていくマネージャーです。
日本でTBU!を開催することによって、日本のアーティストに音楽見本市に出るアクティヴィティを自分で工夫できるよう育成したいと思っています。プレスに対して、業界に対して、どのような心構えを持ち、埋もれることなくアピールしていくのか、音楽で食べていくためのビジネスマインドを育てたいのです。そのために当事務局では、年次事業としてのTBU!以外に、月に数本のアーティスト向けセミナーを実施しています。
楽曲制作やセルフプロデュースの他、自ら出演交渉を行い、バンを運転して地方巡業に出たり、ファンドなどで活動資金を募ったり、マスコミに対してPRを行ったりという、これまで分業化・担当化されてきたことを、今のアーティストは一手に自分たちの手で引き受けなければならない時代になってきています。
日本は世界で第二番目に大きな音楽マーケットであるにも関わらず、Conference(アメリカではeasy moneyと言われている)が根付かない現状があります。また、音楽見本市というイベントも、SXSWが11日間のチケット代が14万円するにも関わらず。日本では状況的にチケット代を高く設定できない風潮があって、採算が取れずに根付いていないという感じがあります。
TBU!2013はMusic DayとConference Dayによって構成されていますが、アーティスト・業界人・若い人たちをターゲットに、音楽活動で食べていくためのスキルと方法論をつかんでほしいと思っています。
「小さな音楽マーケット」という考え方をいつも言っているのですが、例えば、1人のファンが1組のアーティストに1年間で使うお金は1万円くらいだと仮定して、1000人のお客さんがいれば、年収1000万円になります。3000人なら3000万円。経費を引いた残りを、メンバーやスタッフと分けて、生活ができる規模で続けられれば、十分「音楽で食べていける」状況になるんですよね。
こういう風に「自立」した、新しいアーティストの生き方が、現在ぜひ必要になってきていて、実際そのように活動始めているアーティストも出てきています。TBU!は、アーティストが「音楽で食べていける」ためのヒントを提供できれば、と考えています。
TBU! 渡邉 10月18日(金)
◆ ◆ ◆
【Music Day】は、11月8・9・10日(金・土・日)の3日間、【Conference Day】は、11月16日(土)12:00~19:00に開催となる。【Conference Day】はアーティストの自立支援を一層強化することを目的に今回はじめて設けられたカンファレンスで、TBU!事務局の所在するビル複数フロアを貸切り、音楽関連のセミナー、ワークショップ、企業による新しい音楽サービスのプレゼン、カンファレンスからなる全25プログラムが繰り広げられる。多様化する音楽業界の現状と展望を、多角的にアプローチし斬新な切り口で紹介するという、アーティストにとって実に貴重な機会となるものだ。
自立した音楽活動を行うためのヒントを、ぜひここで見つけよう。イベント終了後はClosing partyも開催されるので、新たな出会いと交流の場としても有用な場となるはずだ。
<TOKYO BOOT UP!2013>
●Music Day
2013年11月8日(金)
OPEN 18:00 / START 18:35 / 終演:22:00(予定)
2013年11月9・10日(土・日)
OPEN 13:30 / START 14:00 / 終演:22:00(予定)
1日券(前売3000円/当日3500円、2ドリンク付)/3日間の通し券(前売5500円/当日6000円、3ドリンク付)
※中・高校生は、学生手帳の提示で無料にて入場可能(ドリンク代別)
会場:新宿MARZ / Marble / Motion 他
出演アーティスト:ARCHAIC RAG STORE / Bentham / birds melt sky / BUGY CRAXONE / counterparts / crockwork(新宿MARZ推薦) / crownshop / Cuckoo(クーク) / Drop's / ecke / ELECTRIC LUNCH / elena / Elflock goes mad / HIGH BONE MUSCLE / -jiji-(新宿MARZ推薦) / JOSY / Lapis Lazuli / Lighter190E / mama's bedroom / Marmalade butcher / Mayu Wakisaka / Merpeoples / mimiclick / momo / MONTBLANC / mothercoat / noodles / O'VALENCIA! / PeopleJam / POP CHOCOLAT / Proxyon / QOOLAND(渋谷club乙-kinoto-推薦) / re:last / spooky / strange world's end / Tequeolo Caliqueolo / The nonnon / The Rubies / toitoitoi / Tokyo Common Sense / ToySpeaker / UQiYO / wash?(下北沢CLUB251推薦)/ yeti let you notice / アマアシ/ 安頭 / 井上水晶-mia- / うぃっち / 海月ひかり(下北沢CLUB Que推薦) / 黒坂正二郎 / 軍艦オクトパス / 劇団鹿殺しRJP(下北沢SHELTER推薦)/ ザ・クレーター / ザ・コスモポリタンズ / シガテラ / シキサイパズル / 志磨参兄弟 / ショージロージュニア / スカーフ / 鈴木慎之介/ セプテンバーミー / 絶えずBEATしろ(新宿Motion推薦)/ 中野スペシャル / 日の毬 / ふじこ / 浮遊スル猫 / 星屑オーケストラ / ホテル飯島/ 真夜中ブランケット / みんなのうたバンド / 蟲ふるう夜に / メメタァ(新宿Marble推薦) / 山崎千裕+ROUTE14band / ユーノ(渋谷O-Crest推薦)/ 妖精達 / 理科室コーヒー実験ブレンド / リコチェットマイガール / 梨奈 (ABC.50音順、以上全78組)
●Conference Day
2013年11月16日(土)
12:00~19:00
※終了後Closing partyあり
会場:ティン・パン・バレー・タウンホール 東京都渋谷区渋谷2-9-13 AiiA ANNEX BLDG
・前売 一般:3000円/業界特別チケット 一般5000円(music day込)
・当日 一般:3500円/学生:2000円(フライヤー持参で1500円)
・TOKYO BOOT UP!2013エントリーアーティスト:1000円
◆TOKYO BOOT UP! 2013 特設サイト
◆TOKYO BOOT UP!オフィシャルサイト
◆TOKYO BOOT UP! Facebook
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