【イベントレポート】t.A.T.u.、秋葉原に降臨
◆t.A.T.u.画像
この日行われたのはスニッカーズの新CM発表会で、前回のスニッカーズCMに登場していた内田裕也からバトンを渡す形で、最新CMに登場するのがt.A.T.u.の2人なのだ。スニッカーズは「ハラが減ってるキミは、いつものキミじゃない。」をキャッチフレーズに2011年からシリーズ化したCMを放送しているが、今回お腹が空いて不機嫌な役をt.A.T.u.が演じているというもの。
そしてこの日のMCを担当したのが、タモさんそのままで登場したコージー冨田だ。もちろんこのシチュエーションは、2003年6月27日のMステ生放送でのドタキャン騒ぎをパロったもの。最初の呼び出しでt.A.T.u.のふたりが出てこないというお約束の展開をはさみつつ、ステージに笑顔で登場したジュリアとレナは、スニッカーズのCMを2日にわたって撮影したエピソードを披露。周りのスタッフはじめプロフェッショナルな撮影とともに、暖かく迎えられたことに喜ぶふたりだった。
「ドタキャン騒動」というマイナスなイメージや「レズビアン演出」などでスキャンダラスに活動するという、その仕掛け人であったプロデューサー:イヴァン・シャボヴァロフの策略によって、日本でのイメージを地に落とされたふたりだったが、現在は各々がソロで活動している。…ものの、日本ではまたt.A.T.u.としてコンサートを行いたいとも笑顔で語ってくれた。アーティストがアーティストとしてピュアに活動するという、そんな当たり前のことすらままならなかった彼女たちだが、t.A.T.u.の持つ音楽性とその歌声は不変であり、この日パフォーマンスされた大ヒット曲「All The Things She Said」も、かつてのt.A.T.u.と何ら変わらないハスキーながら透き通るように絡む歌声となって秋葉原の街に響き渡った。t.A.T.u.としての活動再開を切に願うところだ。
スニッカーズ 新CMは、10月18日(金)より全国オンエアーとなる。